やはりプリントは必要
できるとうれしい“スマホ、タブレットから印刷”、社内で可能になる日は?(1/2 ページ)
モバイル印刷は、企業において他のモバイルアプリのような方法では進化しておらず、これから先どうなるか疑問に思う人もいる。
文書は依然として多くの企業環境で大黒柱的な存在である。そのため、企業に多くのスマートフォンとタブレットがある中で、従業員は自身のクライアントPCからしか印刷できないという状況に不満を持っている。米IDCのリサーチによると、35%のスマートフォンユーザーと34%のタブレットユーザーはオフィスで印刷したいができない状況だ。そして半数近くが利用可能な印刷の選択肢に満足していないと回答している。
多くの組織で従業員は印刷に頼っている。特に顧客と情報をやりとりする場合には。例えば、営業および経理の従業員は、しばしば印刷された契約書に署名してもらう必要がある。そして厳格なセキュリティが必要な業界では、多くの書類が簡単に電子メールで送信できず、署名もできない。
「依然としてあまりに多くのワークフローが古い習慣のままであり、それらはそうする理由がある」と独ThinPrintの社長兼CEOであるヘニング・ボルクマー氏は言う。「印刷が簡単に利用できるなら、自分自身のモバイルデバイスから印刷することも非常に簡単にできる」
IDCによれば、スマートフォンやタブレットのユーザーは、印刷するよりPC上で文書を読むことを好む。しかしモバイルデバイス上で文書を見るなら、彼らは印刷した方が良いと思うだろう(恐らくスクリーンのサイズが小さいという理由で)。
問題は、モバイル印刷技術に成熟度、利便性、統合の容易さが欠如していることだ。
「オフィスのみでなく、社員が働くその他の場所(支社、顧客のオフィス、自宅など)で非常に簡単かつセキュアに印刷できるようにベンダーはする必要がある」と、IDC Document Solutionsのグループバイスプレジデント アンジェル・ボイド氏は言う。
モバイルデバイス向けの印刷機能を開発するのはとりわけ困難だ。なぜなら、PCにはデバイスをプリンタと接続するメカニズムが装備されているが、モバイルデバイスやモバイル向けOSには、そういった装備が標準では存在しない、とThinPrintのボルクマー氏は言う。
その上、多くの印刷技術がモバイルOSに依存している。例えば、Appleの「AirPrint」には、AirPrint対応のプリンタのみを接続することができる。Androidデバイスからの印刷も多くの組織において悩みの種だ。それはAndroidデバイスごとに、ベンダーが異なり、OSのバージョンが異なり、搭載するアプリケーションも異なるからだ、と米HPのモバイル印刷ソリューションマネジャーであるスティーブ・キム氏は話す。
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