サイバー攻撃を受けた際の情報漏えいを防ぐ“最後の砦”となるのが「暗号化製品」である。その導入のメリットや注意点、最新トレンドをまとめた。
「データを持ち出されても、暗号化していれば中身を読まれてしまう心配はない。さまざまなセキュリティ対策を突破された先にある、実質的な情報漏えい被害を防ぐ手段として、暗号化は有効だ」。セキュリティ製品に詳しいガートナー ジャパンのセキュリティ担当リサーチディレクターである石橋正彦氏はこう強調する。
例えば製造業の場合、社運をかけた新製品の図面のCADデータを暗号化せずに保存していたとする。それが競合他社に漏れて製品を先に販売されたら悲劇である。「企業の存続に関わるデータを保護する、いわば“最後の砦”だ」
標的型攻撃など、回避が非常に困難なサイバー攻撃が増加している。データが持ち出された場合の事後対策の1つとして暗号化は有効だ。本稿は石橋氏の話を基に、暗号化製品の導入効果や導入の際の注意点などをまとめた。
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