ネットワーク業界ナビ SDN時代のリーダー企業に選ばれるのは?SDNや仮想化の台頭で評価軸が複雑に

SDNやネットワーク仮想化などネットワーク業界は大きな技術変革のさなかにある。多くのエンジニアはこれからのネットワークインフラをどうすべきか戸惑いを見せている。本稿では、ネットワーク業界の現状を考察する。

2014年07月10日 12時00分 公開
[Shamus McGillicuddy,TechTarget]

 SDN(Software Defined Network)やネットワーク仮想化が盛んにもてはやされているが、ネットワークエンジニアにとって最大の関心事は、物理スイッチングインフラだ。

 だが、SDNや仮想オーバーレイネットワークは、IT部門の市場における選択を難しくしている。多くのCIO(最高情報責任者)は以前から、適切な購入決定を行うための指針として、調査会社、米Gartnerの「Magic Quadrant」(マジッククアドラント)を参考にしてきた。GartnerがMagic Quadrantで「リーダー」に位置付けたベンダーを選べば、間違いないというわけだ。ところが、データセンターネットワークに関しては、こうした確実な選択肢は見つからない。データセンターネットワーキングのMagic Quadrantでは2年連続で、「リーダー」に位置付けられている企業がないからだ。出荷ポート数が業界最大の米Cisco Systemsにもそのお墨付きは出ていない。このことは、この業界が過渡期にあり、ネットワークエンジニアには慎重なかじ取りが求められることを示している。

同じ土俵でのスイッチングベンダーの比較がSDNで厄介に

ITmedia マーケティング新着記事

news068.jpg

社会人1年目と2年目の意識調査2024 「出世したいと思わない」社会人1年生は44%、2年生は53%
ソニー生命保険が毎年実施している「社会人1年目と2年目の意識調査」の2024年版の結果です。

news202.jpg

KARTEに欲しい機能をAIの支援の下で開発 プレイドが「KARTE Craft」の一般提供を開始
サーバレスでKARTEに欲しい機能を、AIの支援の下で開発できる。

news136.png

ジェンダーレス消費の実態 男性向けメイクアップ需要が伸長
男性の間で美容に関する意識が高まりを見せています。カタリナ マーケティング ジャパン...