SSDがあの名門コースを支えている
ゴルフの聖地を守るためHDDを捨ててオールフラッシュを導入した“なるほど”な理由(2/2 ページ)
ハイブリッドクラウドも活用する
GCSAAでは20TBのデータをオフプレミスに保持している。同団体では、Tear 1アプリケーションに、VMwareのホスティング型の「vCloud Air」の仮想マシンとストレージを利用し、メンバーの1万7000人以上がvCloud AirでTier 1のアプリケーションを使用できる。
「vCloud Airを利用することで偶然にもGCSAAで求めていた水準の管理が可能になった。VMwareの『vRealize Orchestrator』を導入して、GCSAAのサービスやネットワークを非常に手頃な価格でプロビジョニングして、ストレージも管理できる」(トメルダン氏)
スタッフを雇って機器を購入する代わりにvCloud Airを採用したことで、GCSAAでは約35万ドル(約3700万円)の節約になったとトメルダン氏は試算している。同団体は、VNXとXtremIOアレイからvCloud Airに全てのデータを複製すると同時に、vCloud AirからVNXとXtremIOアレイにも全データを複製している。オンプレミスまたはオフサイトのシステムのいずれかで停電や障害が発生した場合は、もう一方が役割を引き継いでビジネスを継続できる。
GCSAAが掲げているもう1つのデータ保護戦略は、オンプレミスとクラウドベースのバックアップに関して、Barracuda Networksの機器とクラウドからEMCの「EMC Data Domain」「EMC CloudArray」に切り替えることだ。GCSAAではオンサイトバックアップにはData Domain機器を使用し、コピーや長期ストレージ用のデータはCloudArrayサービスに複製する計画を立てている。同団体の永久保存用のストレージでは、GCSAAで雑誌やWebサイトを通じてメンバーが閲覧できるようにしている大量の写真や動画を保存する必要がある。
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そもそも3段階のIT変革プロジェクトとは
2016年にバックアップ機能と災害復旧機能を強化することで、GCSAAのIT変革プロジェクトは最終局面の第3段階に入る。第1段階では物理サーバを全て仮想サーバに変えた。最近では、VCEの「Vblock」を導入して、第1段階に加える形でサーバおよびネットワークハードウェアと既存のEMCストレージを統合した。第2段階では、2014年に購入したXtremIOフラッシュアレイを含め、ストレージシステムをアップグレードしている。
「GCSAAでは2013年に所有するデータセンターの維持に必要なコストと、それをクラウドや何らかのクラウドサービスを使用して外部委託する場合のコストを比較分析した結果、GCSAA内でデータをホストすると大きく節約できるという結果になった」(トメルダン氏)
ただし、今後GCSAAでIT変革を行う場合には全てクラウドインフラにすることを検討するとトメルダン氏はいう。GCSAAでは2006年以降EMC製品をよく利用しているが、どのようなテクノロジーでも進んで取り入れるつもりとのことだ。
「さらに効率性と機敏性を高めて、ビジネスの方針が変わったらすぐに方向転換できるようになればと考えている。従来のストレージソリューションに縛られることはさけたい」とトメルダン氏は語る。
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