2017年03月08日 08時00分 UPDATE
特集/連載

クラウドの普及で追い風が吹いているがなじみ深い「Office 365」――後れを取る「G Suite」に待ち受ける2つの課題

Googleのビジネスコラボレーションスイート「G Suite」には多くのアプリケーションが含まれている。だがMicrosoftの「Office 365」と比べると後れを取っているという。

[Jon Arnold,TechTarget]
G Suiteの公式Webページ《クリックで拡大》

 Googleはビジネスコラボレーションツール市場でMicrosoftに大きく後れを取っている。Microsoftは何十年も先行しているのに加え、同市場は基本的にクライアントPCが中心だ。だが近年のクラウドの普及拡大はGoogleにとって追い風となっている。

 この状況はMicrosoftに方向転換を促した。同社は「Office 365」でクラウドに進出するとともに、クラウドの世界からやってきたSlack TechnologiesやFacebookなどの強敵に対抗した。この市場は新たなプレーヤーの参入で細分化が進んでいる。ビジネスコラボレーションツール自体が流動的な性質を持っていることも市場の細分化につながっている。

 Office 365とGoogleのビジネスコラボレーションスイート「G Suite」を見比べると、2つの基本的な比較ポイントが浮かび上がる。

 両方のツールを同じ条件で比較するのは難しい。Office 365は成熟度が高いビジネスコラボレーションスイートであり、標準ともいえる存在となっている。企業の従業員がOffice 365を使い続けている主な理由は、彼らにとってなじみ深い製品であること、そして広範に普及していることだ。

 ユーザーは、クライアント環境に慣れており、「Microsoft Word」や「Microsoft Excel」などの「Officeアプリケーション」を使って仕事をする方法を知っている。この現状を覆すのは容易ではない。しかも、G Suiteに含まれる「Gmail」「Google ドキュメント」「Google スプレッドシート」「Google スライド」などのアプリケーションは、Officeアプリケーションに似た機能を持つが同じではない。ユーザーが他のツールを乗り換えるには十分な理由が必要だ。その中でコストは乗り換えの1つの理由になり、Googleは特に企業を対象にコスト面の優位性を積極的にアピールしている。

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news011.jpg

今どきシニア、半数が帰省してくる子や孫の交通費を負担――あおぞら銀行調べ
あおぞら銀行は、55〜74歳の男女約2000人を対象に「シニアのリアル調査」を実施し、結果...

news040.jpg

AIが業務要件に合わせてテキスト解析、データセクションがサービス提供
データセクションは、顧客の抱える課題や要望に合わせてカスタマイズ可能なAIテキスト解...

news015.jpg

バーチャルYouTuberが半年で4000人以上に――ユーザーローカル調べ
ユーザーローカルはCyberVと協力し、バーチャルYouTuberの市場成長ついて分析しました。