2018年06月01日 05時00分 公開
特集/連載

HCIは「万能薬」ではないハイパーコンバージドインフラ(HCI)購入時に間違えやすい10個の“落とし穴”

ハイパーコンバージドインフラ(HCI)の購入時に犯しがちな10個の“間違い”がある。この間違いを学び、それらを回避することで、HCIシステム購入者の負担を軽減できるだろう。

[John Edwards,TechTarget]

 ハイパーコンバージドインフラ(HCI)アーキテクチャは、かつてはニッチなテクノロジーで、仮想デスクトップインフラ(VDI)など具体的なニーズを持つ企業を主なターゲットとしていた。だが今では、多くの企業が汎用(はんよう)のデータセンターをHCI施設に移行し、コアストレージとコンピューティングの機能を高度に仮想化された単一のシステムに統合するようになっている。

 HCIの購入に踏み切る前に、新たな採用企業が犯しやすい「10個の間違い」を避けることが重要だ。

1.HCIアーキテクチャをインフラ管理の万能薬だと考える

 「HCIが導入とプロビジョニングの柔軟性を高めるのは事実だ。だが、容量監視、ネットワーク輻輳(ふくそう)など、管理に関して以前から存在する多くの問題の影響を受けることは依然として変わらない」と話すのは、ネットワークトラフィックインテリジェンス企業Kentikで製品マーケティング部門のディレクターを務めるジム・ミーハン氏だ。

 「適切なツールが必要なのは同じだ」と同氏は補足する。

2.ストレージを後回しにする

 HCIアーキテクチャの設計時に、ストレージよりもCPUとRAMのニーズを優先する企業が多い。「これは間違いだ」と話すのは、データセンターインフラソフトウェアベンダーのComputer Design & Integrationでソリューションアーキテクトを務めるマイケル・コロンノ氏だ。「冗長性を確保するために、全ての要素をまとめて検討し、容量の増加に備えた確実な計画を立てる必要がある」と同氏は説明する。ノードで障害が発生した場合に、CPU、RAM、ストレージの全てのニーズに別のノードで簡単に対応できるようにしておくことが重要になる。「そこで手を抜くと、データが失われることになる」(コロンノ氏)

3.ネットワークの要件を軽視する

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news051.jpg

「SATORI」が機能アップデート、シナリオ機能を強化
SATORIはマーケティングオートメーションツール「SATORI」の機能アップデートを発表した。

news012.jpg

AIで社会課題を抽出して国会議員に届けてみた結果――東大・電通PR・ホットリンク調べ
国会議員の政策策定にもAIを活用する日がくるかもしれません。

news028.jpg

電通が分類する30の「メディアライフスタイル」はなぜ生まれたのか、ここから何が見えてくるのか
電通メディアイノベーションラボが類型化する30の「メディアライフスタイル」。これによ...