Siriには男性の声が追加
Safariのクラッシュ問題も解消 かゆいところに手が届く「iOS 7.1」の新機能
「iOS 7」のリリース以来、最大のアップデートとなる最新版「iOS 7.1」では、Safariの安定化やアプリ課金の制限強化など、多くの点で改善が図られている。主な変更点について解説する。
米Appleは3月11日、iPhone/iPad向けモバイルOSの最新版「iOS 7.1」をリリースした。2013年9月に「iOS 7」を配布開始して以来、最大のアップデートとなる。新機能の大部分はiPhone向けのものだが、iPadユーザーにとっても幾つかの恩恵を享受できる。
Safariの動作がより安定
iOS 7の主な特徴の1つがデザインの刷新だった。ほぼ全ての画面がフラットになり、見た目がシンプルになった。だが、残念ながら、同バージョンには、幾つかのバグも存在していた。
そのバグの多くは、これまでの小規模のアップデートで修復されてきた。しかし、少なくとも1件の深刻なバグが残ったままだった。それは、iPadの標準Webブラウザ「Safari」が頻繁にクラッシュするといった不具合だ。
iOS 7.1が稼働する「iPad Air」で検証してみたところ、この不具合は解消されたようだ。新版がリリースされてから数日が経過(本稿執筆は2014年3月13日)し、かなり使い込んでいるにもかかわらず、Safariはまだ1度もクラッシュしていない。
アプリ内課金の制限強化
子どもがゲームなどのアプリ内で簡単に課金でき、巨額の支払い請求を受けるという問題が浮上し、Appleはこれまで苦境に立たされていた。この問題に対処するため、同社はアプリ内課金の制限機能の強化を図った。
標準設定では、アプリ内課金時にiTunesパスワードが要求されるが、いったん入力すると、その後15分間はパスワードを再入力しなくても、引き続き購入することができる(iOS 7.1では、この点について警告が表示されるようになっている)。つまり、その期間内であれば子どもは繰り返し課金することができるというわけだ。iOS 7.1では、アプリ内課金を利用するたびにパスワードの入力が必要になるように設定を変更可能になっている。
「設定 > 一般 > 機能制限」から設定を変更することができる。具体的な手順は次の通り。
機能制限を有効にするには、4桁のパスコードが要求される(ロック解除などと一緒にしないこと)。パスコードをセットしたら、「コンテンツの許可」内にある「パスワードを要求」で、「即時」を選択する。
アプリ内課金を完全に無効にしたい場合は、機能制限の「許可」内にある「App内での購入」をオフにする。
Siriの機能改善と音声追加
音声アシスタント機能「Siri」はこれまで、利用者が話し終わったタイミングを自動認識する仕組みだった。この方法では、音声入力中に間が空くと、途中で切り上げられてしまうケースがあった。iOS 7.1では、ホームボタンを押したまま話し掛け、話し終わったタイミングでホームボタンを離すことで、Siriが聞き取るタイミングを手動でコントロールできるようになった。
また、日本語、中国語(北京語)、イギリス英語、オーストラリア英語に、より自然なトーンの男性および女性の声が新たに追加された。「設定 > 一般 > Siri」から設定を変更できる。
アニメーションを減らす
iOS 7では、フォルダの開閉時やアプリの起動時といったさまざまな動作にアニメーションが付けられている。こうした視覚効果は無効にすることができる。iOS 7.1では、天気、メッセージ、マルチタスク実行時のUIアニメーションにも適用されるようになった。
アニメーションを減らすには、「設定 > 一般 > アクセシビリティ > 視差効果を減らす」で設定を有効にする。
待望のアップデート
iOSの新版がリリースされても不具合などを警戒し、インストールをためらうユーザーは多い。だが、今回に関しては安心してよいだろう。iOS 7.1は前版よりも確実に安定している。
これは待望のアップデートである。Apple製デバイスは長い間、安定性に定評があったが、iOS 7はそうではなかった。この状況がようやく改善されるのだ。
その他の機能強化についても、細かい点ではあるものの、歓迎すべきものばかりだ。
アップデートする2つの方法
iOS 7.1をインストールするには2つの方法がある。1つは、iPad/iPhoneをコンピュータに接続し、iTunes経由でアップデートする方法だ。もう1つは、iPad/iPhoneにiOS 7.1を直接ダウンロードし、インストールする方法である。後者の場合、「設定 > 一般 >ソフトウェアアップデート」から実行できる。
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