教育ITニュースフラッシュ
東京大学が始めたネット生講義、初回受講者は何人?
eラーニング市場規模の調査結果から、iPadの人気プレゼンアプリ「ロイロノート」の教育機関版まで、注目の教育IT関連ニュースをお届けします。
教育機関のIT導入事例、教育機関向けの新製品に関するニュースを紹介する教育ITニュースフラッシュ。矢野経済研究所が発表した2013年度のeラーニング市場規模に関する調査結果から、iPad用プレゼンテーションアプリ「ロイロノート」を基にした授業支援アプリの新製品まで、さまざまなニュースがありました。
東京大学ネット生講義の受講状況は? スクーが公開
東京大学知の構造化センターの教育プログラム「東京大学i.school」では2014年4月16日、インターネット生放送講座「『イノベーション人材』養成カリキュラム」を開講。同日の第1回講義は、生放送中に1743人が受講したという。同講座の配信基盤である動画学習サービス「schoo WEB-campus」を運営する、スクー(東京都渋谷区)が同月21日に明らかにした。生放送中の受講者の滞在率は91.7%。約60分のオンライン講義内で3回のワークタイムを設け、後半には質疑応答を設けるなど双方向性を重視したことが、高い滞在率につながったとスクーは分析する。同じく生放送中の受講者の最年長は84歳、最年少は13歳で、平均年齢は34.5歳。同講義は全8回を予定する(発表:スクー<2014年4月21日>)。
2013年度のeラーニング市場規模は947億円に、矢野経済研究所が調査
同社の調べでは、2013年度の国内eラーニングの市場規模は、前年度比111.7%の947億円。学習者を対象とした個人向け市場は、前年度比130.7%の379億円と大幅に拡大し、市場の成長をけん引した。通信教育や学習塾などの教育事業者が、タブレットを使用した学習コースを導入したことがその一因だと同社は指摘する。企業内研修を中心とした法人向け市場も、前年度比101.8%の568億円と堅調に推移した。2014年度も、教育事業者のタブレット導入が続くことを背景に個人向け市場が拡大し、前年度比246.4%の934億円に達する同社は試算。市場全体の規模は前年度比159.3%の1509億円になると予測する(発表:矢野経済研究所<2014年4月23日>)。
九州大学、ネットワークの“ギガビット化”を見据えてルータ刷新
同大学の情報システムを管理する九州大学情報基盤研究開発センターが、最大100Gbpsで通信できる100ギガビットイーサネットのインタフェースを備えたルータ「AX8600Rシリーズ」(アラクサラネットワークス製)を導入した。同センターは複数のスーパーコンピュータ(スパコン)を保有しており、学内だけでなく外部の研究機関に計算資源を提供している。1Tバイト以上にも及ぶことがあるというスパコンの計算結果データを学内外へ短時間で送受信するには、ネットワークの高速化が不可欠となる。こうした考えから今回、将来のネットワーク高速化に備えるべくルータを刷新した。新ルータは2014年1月から稼働している(発表:九州大学情報基盤研究開発センター、アラクサラネットワークス<2014年4月18日>)。
大妻女子大学、OSSでWebサイトをリニューアル スマホで使いやすく
OSS(オープンソースソフトウェア)のコンテンツ管理システム(CMS)である「Geeklog」を利用し、人間関係学部のWebサイトをリニューアルした。Webサイトの変更作業の効率化や迅速化が、CMS導入の狙いだ。新Webサイトには、学内外の利用者の利便性向上のための工夫を盛り込んだ。アクセスする端末によって表示方法を変える「レスポンシブWebデザイン」を新たに採用し、スマートフォンやタブレットでWebサイトを見やすくした。授業を紹介する「授業Pick UP!」では、検索窓に語句を入力すると即座に検索結果を表示するようにし、検索速度の向上を図った。Geeklog日本ユーザー会であるGeeklog Japanとアイビー・ウィー(東京都渋谷区)がシステム構築を担当(発表:Geeklog Japan、アイビー・ウィー<2014年4月21日>)。
幼稚園/保育園児のIT教育支援サービス、スマートエデュケーションが提供へ
学習アプリの開発・販売を手掛けるスマートエデュケーション(東京都品川区)は2015年度から、幼稚園/保育園児のIT教育支援サービス「こどもモード KitS(キッツ)」を提供する。こどもモード KitSは、タブレットや知育アプリを利用して、園児の想像力やチームワーク力、ITの知識・活用力を伸ばす教育プログラムを中核とする。2014年度は、幼稚園1園、保育園2園で計70台の「iPad」を使った実証研究を進め、教育プログラムの改良を進めるという。実証研究の評価は、NPO法人であるエデューステクノロジーズと共同で実施する。こどもモード KitSの利用料金は、発表時点では非公開(発表:スマートエデュケーション<2014年4月23日>)。
「ロイロノート」に教育機関向け新製品、Windowsでも利用可能に
LoiLo(横浜市中区)は2014年4月23日、授業支援アプリ「ロイロノート・スクール」を提供開始した。同社が提供しているiPad用プレゼンテーションアプリ「ロイロノート」の機能に加え、クラス全員の回答を教員用端末に一覧表示したり、教員から学習者へ資料を一斉配布できるようにする授業支援機能を追加した。クライアントアプリとサーバアプリで構成。クライアントアプリは無料で、iPad用、「Windows 8.1/RT」タブレット用を用意する。「Android」版も2015年3月までに提供予定だ。サーバアプリはオンラインサービスとして提供し、月額利用料金は1ユーザー40円(税別)から。別途オンプレミス版も用意する(発表:LoiLo<2014年4月23日>)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
急増する「AIはこう言ってる」マン 判断を狂わせる「AI忖度」を防ぐには?
-
2
取手市がVDIと決別した理由 更改費用「4倍超」を約1.7倍に圧縮
-
3
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
4
自宅のWi-Fiが「遅い」「途切れる」本当の原因は? Dellが推奨する鉄則
-
5
本当に安いPCで十分か? “すぐ重くなる”を防ぐノートPC選びの絶対条件
-
6
Claudeの不可視透かしに批判殺到 著作権消失や誤判定に潜む企業リスク
-
7
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
8
221人調査で分かった「情シス最大のストレス」は?
-
9
LLMの「過学習」、正しく説明している文章はどれ?
-
10
レガシー基幹システムをSAPに統合 山善が突き止めた「標準化と個別最適」の境界線
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
年収2000万「クラウドセキュリティのプロ」になれる資格とは
-
2
セキュリティソフトをすり抜ける標的型攻撃メール、不審メールの見破り方とは?
-
3
Windows Updateの通信集中で回線が逼迫、ネットワーク刷新事例に学ぶ解決策
-
4
財務を戦略的組織へ進化させるAI活用術、4つの主要な障壁と解消方法
-
5
「NAS」「SAN」「DAS」は何が違う? いまさら聞けないストレージの基礎
-
6
“あのファイル転送”で暗躍するノーウェアランサム
-
7
標的型攻撃メールを見破るには? サンプル文面を例に傾向を解説
-
8
商用利用の安全性を確保し大量のコンテンツを高速で生成する、AI活用の秘訣
-
9
マンガで解説、1日で生成AI環境を構築できるワークショップの中身とは?
-
10
Dark AIが台頭する時代の新発想、「より高度なAIで対抗する」具体的方法とは?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー