セキュリティ機能に加えて多様なデバイスの管理が容易に
いまだ知られていない新ブラウザ「Microsoft Edge」と「Windows 10」の“防衛力”(2/2 ページ)
Windows 10はどのように情報漏えい対策に取り組むのか
Windows OSはWindows Vista以来、情報漏えい対策(DLP)としてドライブ暗号化技術「BitLocker」を使用している。Windows 10セキュリティ機能は、常にデバイスからデバイスへデータを転送するエンドユーザーの問題に対処するため、DLPをさらに改良している。エンドユーザーが正しいセキュリティプロファイルを保持していない場合、IT管理者はコンテナを使い、企業データにアクセスできるアプリケーションを制限することができる。またIT管理者は、あるデバイスから他のデバイスへデータを転送している間にコピーできる情報を制限することも可能だ。
コンテナはアプリケーションおよびファイルレベルで企業と個人の情報を区別して保持し、さらにデータがデバイスに移動したとき、自動的にデータを暗号化する。エンドユーザーはデータを安全に保持するために、何もする必要がない。そのため、IT管理者はエンドユーザーがセキュリティポリシーを気に掛けないことを気に病む必要がなくなる。
Microsoft Edgeはどのようにセキュリティに対処するか
MicrosoftのWebブラウザ「Internet Explorer」(IE)のセキュリティホールには、最も基本的なブラウザの脆弱(ぜいじゃく)性や分散型サービス、バイパスの妨害攻撃などありふれた攻撃まで存在したが、これらは既に十分に調査されている。Edgeでは、フィッシングおよびブラウザのハッキングの阻止に焦点を当てることにより、Microsoftはギャップを埋めようと試みている。例えば、レンダリングエンジン「EdgeHTML」はWorld Wide Web Consortium(W3C)標準規格で「クロスサイトスクリプティング攻撃」を阻止することにより、フィッシングに立ち向かう。「HTTP Strict Transport Security」(HSTS)は各Webサイトへのセキュアな接続を提供する。その他のフィッシング対策機能には、悪意のあるサイトへのアクセスを阻止する「Microsoft SmartScreen」や、不正な証明書を使用しているサイトへのアクセスを防止する「Microsoft Certificate Reputation」などがある。
Microsoftは「Document Object Model」(DOM)を全面的に再設計することにより、攻撃に対するさらなる耐性をコードに持たせ、ブラウザのハッキングを阻止する手段を講じている。HTML5を採用し、VML、VBScriptやツールバーなどの脆弱な拡張機能を除外した。またEdgeは64bitシステムで64bitのプロセスとして稼働する。Edgeのアドレス空間はIEでのアドレス空間よりかなり大きくなるため、結果としてアドレスのランダム化は攻撃者が攻撃する場所を正確に特定するのをより困難にする。
OSに搭載されているWindows 10のその他のセキュリティ機能とは
Windows 10では、IT管理者が「Microsoftアカウント」の代わりに「Azure Active Directory」を使用して「Active Directory」を管理する。また社内のポリシーを犠牲にすることなく、常にユニバーサルアプリのプラットフォームにアクセスすることができる。またWindows 10は、Windows 8.1からあらゆるサードパーティーのVPNベンダーまで、マネージドVPNのポリシーを拡張することができる。それには個人のデスクトップやユニバーサルアプリも含まれる。ポリシーは全て、モバイルデバイス管理(MDM)プラットフォームにより管理される。行動分析を使用して脅威を識別する「Microsoft Advanced Threat Analytics」はActive Directoryの内部ビューで例外を検出する。
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