モバイル環境を管理する「Enterprise Mobility Suite」
「iPhone」「Android」も守るMicrosoftの急成長製品が機能強化、ポイントは価格(1/2 ページ)
Microsoftは同社の「Enterprise Mobility Suite」に新しい機能群を追加した。それらはIT部門が他社のEMMプラットフォームから乗り換えるのに十分な理由になり得る。
米Microsoftの「Enterprise Mobility Suite」(EMS)に、企業データの漏えいを防止するBYOD(私物端末の業務利用)環境向けの重要な機能強化が行われた。
Microsoftのサトヤ・ナデラCEO(最高経営責任者)は2015年11月17日、米国ワシントンDCで開催された「Microsoft Government Cloud Forum」での基調講演の中で、セキュリティの機能向上を強調した。
米MobileIronや米AirWatchなどのエンタープライズモビリティ管理(EMM)製品の多くは、企業のIT部門にモバイルデバイス上のデータおよびアプリケーションを管理するための機能を提供している。
MicrosoftのEMSの中核である「Microsoft Intune」もこの機能を持っているが、以前は会社所有のデバイスを持った従業員がいつどこで情報を共有できるかを管理するためのパラメータを設定できるだけに過ぎなかった。
Microsoft Intuneは今後、業界他社の競合製品と同じように、モバイルデバイス管理(MDM)に登録されていなくても、全ての「Windows」「iOS」「Android」デバイス上で企業アプリケーションおよび企業データを管理することが可能になる。Microsoft Intuneのモバイルアプリケーション管理(MAM)の機能はさらに、他のMDMプラットフォームに登録されているデバイスも管理できるようになる。
また、米Boxと米Adobe Systemsは、iOSおよびAndroid上のMicrosoft Intune MAM向けに、企業データの不用意な共有を避けるための新たなネイティブアプリを提供する予定だ。独SAPの「Fiori」モバイルサービスを利用してSAP Fioriモバイルアプリを作成している顧客もまた、Intune MAMをサポートすることになる。
「BYOD環境にとって素晴らしいことだ」と語るのは、米調査会社Gartnerのモバイルおよびクライアントコンピューティングリサーチディレクターで、同社のマジック・クアドラント「Gartner Magic Quadrant of Enterprise Mobility Management Suites」を担当する5人のアナリストの1人であるロブ・スミス氏だ。「間違いなく注目すべきプレーヤーである」と同氏。
GartnerではMicrosoftをEMM市場のトップ5に入るリーダーには分類していないものの、スミス氏はEMSへ関心は高まっていると語る。
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