スペックはどちらも十分、アプリやウイルス対策に違い
iPad ProとSurface Pro 4を比較、熱心な“信者”でも嫉妬したそれぞれの機能は?(1/3 ページ)
米Microsoftの「Surface Pro 4」と米Apple「iPad Pro」は、どちらもビジネスモバイルユーザーを対象に設計されている。その性能と価格、そして運用面での違いを比較した。
米Appleの「iPad Pro」と米Microsoftの「Surface Pro 4」はどちらも大型ディスプレイ、高速なプロセッサ、大容量のストレージを搭載している。オプションのキーボードを装着すればノートPCとして使用できる。どちらの方が優れているのだろうか。本稿ではそれを検証したい。
構造とデザイン
ビジネスユーザーは、大画面を好む。その方が長時間仕事に取り組みやすいからだ。どちらのタブレットも大型の部類に入る。だが、iPad Proの画面の方が大きく、高さと幅もある。また、わずかな差だがiPad ProはSurface Pro 4より薄く、若干軽い。
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iPad Pro vs. Surface Pro
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Surface Pro 4解説記事
具体的には、Surface Pro 4の寸法は約292.1×201.4×8.4ミリ、重量は約767グラム(米Intelの「Intel Core m3」搭載モデル)または約786グラム(Intelの「Intel Core i5」/「Intel Core i7」搭載モデル)。一方、iPad Proの寸法は305.7×220.6×6.9ミリ、重量は713グラム(Wi-Fiモデル)または723グラム(Cellularモデル)だ。
ただし、仕様で全てを測れるわけではない。持ち運んでみると、iPad Proは実際の寸法以上に大きく感じられる。決して重いわけではない。驚くほど軽く、Surface Pro 4よりも軽い。だが非常に高さと幅がある印象を受ける。Surface Pro 4の厚みについても同様のことがいえる。手に持ってみると数字以上に厚く感じる。
Surface ProとiPad ProはノートPCの代わりが務まるほど大型である。そのため、MicrosoftとAppleは、Surface ProとiPad Pro用に拡張機器のキーボードを提供している。大きなディスプレイは実に便利だ。ただし、どちらも一般ユーザー向けに設計された小型タブレットほど自由に持ち運べるわけではない。
ブラックガラスや金属で大部分を覆われた両機種の外観はビジネスユーザーにおあつらえ向きだ。このことから、ユーザーはゴールドやホワイトよりもスペースグレイのiPad Proを購入する可能性が高いと考えられる。
Surface Pro 4には、非常に便利なスタンドが組み込まれている。このスタンドは、スクリーンをさまざまな角度で支えることができる。これは間違いなくSurface Pro 4の強みだ。大半のiPadユーザーが同様のことをしようと思ったらアクセサリーを追加で購入しなくてはならない。
ディスプレイ
以前、Surfaceシリーズのディスプレイは「iPad」より大きかった。Surface Pro 4で12.3インチ(31.2センチ)のディスプレイが採用されてからは特にそれが顕著だった。だが、最新のiPad Proで12.9インチ(32.8センチ)のディスプレイが採用されたことで状況は一変した。
業界基準ではあるものの、画面の対角線を測ることでディスプレイを比較するのは、その差を正確に示すのに適切な方法ではない。平方センチで計測する方が分かりやすいだろう。Surface Pro 4のディスプレイ面積は約450.3平方センチ、iPad Proのディスプレイ面積は約517.4平方センチだ。これは軽微な差ではない。iPad Proのディスプレイの方が、見た目にも感覚的にもずっと大きいのである。
仕事で1日PCを使用するユーザーなら、ほぼ全員ができるだけ大きなディスプレイが欲しいというだろう。窮屈な画面を好むユーザーなどいない。作業を行うスペースが大きいほど大概の作業はより楽に行えるようになる。ただし、そのスペースを有効利用できればの話だが。
iPad ProとSurface Pro 4はどちらも並列表示によるマルチタスクをサポートしている。そのため、2つのアプリを同時に表示することができる。たが、それぞれ長所が異なる。iPad Proの長所は分かりやすい。2つのアプリが1つのスクリーンを共有するのだから画面が大きいに越したことはない。iPad Proの12.9インチのディスプレイのサイズは、Appleの「iPad Air 2」を2台並べた場合とほとんど変わらない。そのため、Microsoftの「Microsoft Excel」でスプレッドシートを参照しながら「Microsoft Word」で文書を作成する作業も難なくこなせる。
Surface Pro 4の長所は柔軟性だ。Appleの「iOS」では種類の異なる2つのアプリでディスプレイを共有することはできる。だが、現時点では同じアプリのウィンドウを2つ並列表示する機能はサポートされていない。つまり、Appleの「Safari」で2つのWebページを同時に表示したり、Excelでスプレッドシートを2つ並べて確認することは不可能だ。Microsoftの「Windows 10 Mobile」は、こうしたことを難なくやってのける。また、3つ以上のウィンドウを同時に表示することもできる。ただし、12.3インチのディスプレイで3つ以上のウィンドウを表示すると窮屈だと感じるかもしれない。
仕事を終えた後のテレビとして使用するときには、iPad Proの方がSurface Pro 4よりも優秀だ。どちらも映画やテレビ番組を楽しむのに十分なサイズはある。だが、iPad Proは2~3人で集まって見られるくらい大きい。
サイズの違いを除けば、この2機種のディスプレイは似通っている。例えば、Surface Pro 4の画素密度は267ppi、iPad Proは264ppiだ。いずれも視野角は広い。米TechTargetが執筆した各機種のレビュー記事では、iPad Proは「色合いが鮮やかで力強い」、Surface Pro 4は「色合いが驚くほど精密でバランスも良い」と評価している。
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