ビジネスで使うタブレットなら「iPad Air 2」か
徹底比較:圧倒的に性能が良い「iPad Air 2」vs. 圧倒的に安い「Fire HD 10」(1/2 ページ)
AppleとAmazonが販売するタブレットは、どちらのラインアップにも10インチクラスのモデルがある。Appleの「iPad Air 2」とAmazonの「Fire HD 10」を徹底的に比較して、その違いを明らかにする。
Fire HD 10の価格が230ドル(2万7760円《税別、以下同じ》)であるのに対し、iPad Air 2の現行価格は500ドル(5万3800円)だ。ただし、Appleの「iPad Air 3」が2016年3月にリリースされると見られており、現行のiPad Air 2の価格が400ドルに値下がりする可能性が高い。
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Amazon Fireシリーズのレビュー
構造とデザイン
この2つのタブレットの外観は驚くほど異なっている。Fire HD 10のディスプレイのアスペクト比は16:10だが、iPad Air 2は従来通り4:3となっている。つまり、iPad Air 2と比べると、Fire HD 10は縦長だが、横幅は狭い。厚さについては、iPad Air 2の方がわずかに薄いが、Fire HD 10も薄いので大きな違いではないだろう。
具体的には、iPad Air 2は169.5(幅)×240(高さ)×6.1(奥行き)ミリ、Fire HD 10は159(幅)×262(高さ)×7.7(奥行き)ミリだ。重さは、iPad Air 2が437グラム、Fire HD 10が432グラムとほとんど変わらない。
どちらのタブレットも前面はガラスだが、背面の素材はそれぞれ異なる。Fire HD 10がプラスチックであるのに対し、iPad Air 2は金属を採用している。そのため、少し洗練された見た目になっている。
ディスプレイ
iPad Air 2のディスプレイは9.7インチで、解像度は2048×1536だ。これが最大の特徴の1つとなっている。一方、Fire HD 10のディスプレイは10.1インチで、解像度は1280×800。良く言っても評価はまあまあというところだろう。
ピクセル密度を考えると話が分かりやすくなる。iPad Air 2は264ppi、Fire HD 10は149ppiであるから、iPad Air 2のディスプレイの方が、はるかに表示が鮮明だ。なお、iPad Air 2の液晶ディスプレイは現在の市場で最高レベルのものである。
以前、Fire HD 10のレビュー記事では、ディスプレイについて次のようにかなり厳しい評価をした。「色が生き生きとしておらず、コントラストも弱い。画像上の白抜きの文字や数字は見えにくいことが多い」
Fire HD 10のディスプレイは優秀とはいえないが、ひどいわけでもない。メインストリームタブレットのディスプレイの中で最低レベルではあるものの、十分に使えるレベルだ。映画やテレビ番組はFire HD 10で問題なく視聴できる。実際、Fire HD 10は、そのようなコンテンツの視聴を目的に設計されている。16:10のアスペクト比は、ほとんどのHD TVと同じなので、映画がディスプレイにぴったりと収まり、何も表示されない領域ができることはない。
ボタン、端子、スピーカー
Fire HD 10にはmicroSDメモリーカードスロットが搭載されている。これは、多くのFire HDの以前のモデルやiPad Air 2とは異なる点だ。Fire HD 10ではmicroSDを利用して、簡単かつ比較的安価にストレージ容量を拡張できる。これがFire HD 10の大きな強みだろう。
Fire HD 10には充電とデータ転送用に業界標準のmicro-USB端子が搭載されている。一方、iPad Air 2で使用するのはApple独自のLightning端子である。だが、業界標準の端子を採用していることが、Fire HD 10に大きく有利に働くわけではない。Apple製のデバイスは広く普及しているので、Lightningケーブルやフラッシュドライブなどのアクセサリーは簡単に入手できる。
iPad Air 2の前面には大きなホームボタンがある。このボタンはiOSの各種機能を管理するために使用する他、生体認証セキュリティ用の指紋認証センサーが組み込まれている。Fire HD 10は、ほぼ全ての操作で画面上の仮想ボタンを使用する。また、生体認証セキュリティ機能は搭載していない。
Fire HD 10は側面にステレオスピーカーがペアで搭載されている。iPad Air 2もステレオスピーカーをペアで搭載しているが本体下部にあるので、Fire HD 10の方がよりステレオらしい配置といえるだろう。
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