徹底レビュー:「Amazon Fire HD 10」は低スペックが気にならない究極の“息抜き”端末?コンテンツを楽しむことを追求したタブレット(1/3 ページ)

米Amazon.comの「Fire HD 10」が適切な価格で販売されれば、それに勝るタブレットはなかなかない。「簡単にネットに接続して暇をつぶせるものが欲しい」というユーザーにとっては特にそうだ。

2016年01月11日 07時00分 公開
[Jamison CushTechTarget]
Amazon Fire HD 10 Amazon Fire HD 10は映画を見るために生まれた端末《クリックで拡大》

 米Amazon.comの「Fire」シリーズタブレットには、価格の安さ以外にもある種の魅力がある。米Appleや米Google、米Microsoftは、2-in-1設計やオフィスソフトウェアの機能により、タブレットとPCの境界を曖昧にしている。これに対してAmazonは、主にコンテンツ、とりわけAmazonコンテンツを楽しむためのタブレットにこだわっている。

 当然のことながら、Amazonが業界最大といえるコンテンツライブラリ(無料製品を豊富に提供するアプリストアも含む)を持っていることは、Fireタブレットの利点になる。Amazonの「Fire OS」が、Amazonの電子書籍や「Amazonビデオ」で配信される映画、その他のコンテンツへの簡単なアクセスを考慮して設計されていることも利点だ。さらに、スクリーンシェアサービスを通じたAmazonの顧客サポートが素晴らしいことも大きな利点となっている。

 TechTargetは以前のレビュー記事「徹底レビュー:安さで注目の「Amazon Fire」タブレット、5000円で買った人は満足できるか?」で、第5世代Amazonタブレットの別モデルに好評価を与えたが、それは端末の品質よりも50ドル(※1)という価格によるところが大きかった。今回取り上げる230ドル(※2)の大型モデル「Fire HD 10」はどうだろうか。詳しく見ていこう。

※1. 国内価格は8980円(Amazonプライム会員価格は4980円《税別、以下同じ》)

※2. 国内価格は2万9980円

仕上がりとデザイン

       1|2|3 次のページへ

ITmedia マーケティング新着記事

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...

news115.jpg

「TikTok禁止法案」に米大統領が署名 気になるこれからにまつわる5つの疑問
米連邦上院が、安全保障上の理由からTikTokの米国事業の売却を要求する法案を可決し、バ...