5つのポイントで見るNASストレージの現状【後編】
NASベンダー8社の“激辛ランキング”に見るユーザーの意外な思い(2/3 ページ)
信頼性:期待に応える
エンタープライズNAS部門
第一印象と派手な機能に感銘を受けたとしても、本当の評価は、日々のNASのパフォーマンスによって決まる。この非常に重要なカテゴリーを制したのはNetAppだが、個々の評価項目については、DDNとIBMに主位の座を譲ったものもある。カテゴリー総合2位は、5.99ポイントの同点でIBMとEMCが入り、Dellがその後に続いた。
NetAppのスコアが最も高かったのは、「ユーザーのサービス品質保証(SLA)を満たしているかどうか」の項目で、6.27ポイントを記録した。次いで好成績を収めたのは「この製品は計画外のパッチが非常に少ない」ことを評価する項目だ。5.90ポイントだが、この項目はほとんどのベンダーにとって泣きどころとなっている。IBMは、「ダウンタイムが非常に少ない製品」としてトップに選ばれた。IBMと2位を分け合ったEMCは、個別の評価項目では首位を逃したが、「SLAの要件達成」を評価する項目で高い評価を受けている。DDNは、総合的には先頭集団に水をあけられたが、「業務に支障がないパッチ」の評価項目(6.17ポイント)と「アップグレードのガイダンスの優秀さ」を測る項目(6.16ポイント)の2つで他社を凌いでいる。
ミッドレンジNAS部門
信頼性については、エンタープライズNASと同様にミッドレンジNASでも、NetAppが首位でゴールインした。またしてもNetAppは、個々の評価項目においては、首位に立ってはいないが、全評価項目で6.0ポイント以上を獲得し、カテゴリーの覇者となった。NetAppは、「ダウンタイムの少なさ」の評価項目で6.32ポイント、「SLAの要件達成」と「計画外パッチの少なさ」の評価項目で6.24ポイントを記録し、実力を見せつけたといえる。2位のHPEは、「パッチのガイダンス」の項目で6.50ポイント、「業務に支障がないパッチ」の項目で6.45ポイントと、パッチ関連で健闘している。Synologyは、「業務に支障がないパッチ」の項目は5.32ポイントとやや芳しくないスコアを収めたが、「この製品ではダウンタイムが非常に少ない」の項目では、トップの6.63ポイントを獲得。「SLAの要件達成」(6.40ポイント)と「計画外のパッチの少なさ」(6.25ポイント)の項目でも高得点をマークして、第3位に滑り込んだ。
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