iOSのデータ保護に関するFAQ
“iPhone安全神話”を信じている人なら即答できる「4つの質問」(1/2 ページ)
iPhoneやiPadといったiOSデバイスは攻撃が難しいものの、セキュリティ問題と無縁ではない。iOSデバイスでデータを保護する最善の方法について、よくある質問をまとめた。
Apple製デバイスは、高いレベルの暗号化で有名だ。実際に同社のモバイルOS「iOS」のデータ保護は、米政府が機密情報を守るために使っている暗号方式「AES」に従っている。
それでも「iPhone」「iPad」といったiOS搭載デバイスがモバイルセキュリティ問題と無縁というわけではない。iPhoneやiPadは企業の間でも非常に人気が高い。管理者はこうしたiOSデバイスと、そこに保存されたデータを守るために手を尽くしてきた。
本稿では、従業員がiOSデバイスで扱う会社のセンシティブなデータの保護に役立つ、iOSのデータ保護に関してよくある質問をまとめた。
質問1: iOSの既知のリスクと、それに対するIT部門の対策は
iOSのセキュリティ対策は、iOSが更新されるたびに向上している。重要な役割を担うのはハードウェアだ。例えば「A7」や「Aシリーズ」後半のプロセッサを搭載したiOSデバイスでは、デバイスがOSを確認するブートプロセスのセキュリティを大幅に強化した。
だがIT部門が知っておくべき弱点は、まだ数多く存在する。IT部門は、iOSのデータセキュリティに関するベストプラクティスに従って、古くなった会社のiPhoneやiPadを可能な限り入れ替えることが重要だ。BYOD(私物デバイスの業務利用)を採用している企業では、私物デバイスを使う従業員にも同じことを促す必要がある。
モバイルセキュリティの脅威は、ソフトウェアの弱点も突いてくる。IT部門はセキュリティポリシーコントロールを維持して、古くなったOSやアプリケーションの利用をできる限り禁止する必要がある。iOSのソフトウェアアップデートがリリースされれば、会社のiOSデバイスにインストールする。従業員の私物デバイスに対しても同様に、アップデートの定期的なインストールを促さなければならない。
質問2: IT部門がiOSの基本的な暗号化を強化する方法は
IT部門はiOSの暗号化を活用してデータ保護を強化できる。その方法は幾つかある。「iPhone 3GS」以降のiOSデバイスには、各デバイスに固有の識別子(UID)を鍵とする、AESの256ビット暗号エンジンなどが内蔵されている。
Appleの初期設定では、iOSデバイスに保存された全データを簡単に暗号化できる。逆に全データを暗号化しなければ十分な守りは実現できない、ともいえる。もしデバイスをなくしたり盗まれたりした場合には、IT部門が遠隔操作でデータを消去することは可能だ。だが不正侵入されてセンシティブなデータを盗まれる前に、こうした操作ができるとは限らない。
IT部門はソフトウェアレベルでiOSのデータ保護を有効にできる。これをハードウェアやファームウェアの暗号化と組み合わせれば、セキュリティのレベルを高めることが可能になる。IT部門はまた、破るのに1年はかかるといわれる6文字以上の複雑なパスコードの設定を義務付けることが重要だ。
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