まず、排気口のほこりを掃除しよう
古いPCでも「あと1年」戦えるようにする、幾つかの延命テクニック(1/2 ページ)
会社の中には、いろいろな事情があって古いPCを使っている人もいる。予算がなくても古いデスクトップPCやノートPCの寿命を延ばす方法を紹介しよう。
コンピュータを業務で使い続けられる期間は多くの要因に左右されるが、簡単な工夫によって古いクライアントPCの寿命を1年以上延ばすことが可能だ。
まずはケースを開き、内部のコンポーネントにたまったほこりを掃除機で吸い込む。これはコンピュータの手入れにおける基本中の基本だが、励行している人は少ない。内部コンポーネントのほこりを取り除くことで、コンポーネントの寿命は確実に延びる。
PCの全てのコンポーネントは動作時に熱を帯びるため、直射日光の当たる場所や温風の吹き出し口の近くにコンピュータを置いてはならない。コンピュータの電源のオン/オフ操作は内部のコンポーネントに影響を与えるため、自社の規定に反するのでなければ、夜中でもコンピュータの電源を入れたままにするよう従業員に勧めた方がよい。必要であればメモリをクリアするために再起動するのは構わないが、オン/オフボタンを押すのではなく、メニューを使って再起動する方法をユーザーに教える必要がある。
サージプロテクタを利用するのは良い発想だ。コンポーネントを保護するサージプロテクタは、全てのPCで使用すべきだ。また、モバイルワーカーがノートPCやタブレットを社外に持ち出すときは、パッド入りのキャリングケースを使うようにすべきだ。
メモリとSSDを追加する
可能であれば、古いPCのメモリを増設する。コンピュータが利用できるメモリの容量には3つの制約要因がある。すなわち、CPUアーキテクチャ(32ビットか64ビットか)、OS、そしてマザーボードだ。
一般に、32ビットCPUを搭載したコンピュータで動作する32ビット版「Windows 10」で扱えるメモリの上限は4GBだ。64ビットCPUで動作する64ビット版Windows 10の場合は、OSのバージョンに応じて128GBから2TBのメモリまで利用できる。だが64ビットコンピュータでもマザーボードの制約があり、装着可能なメモリモジュールの数によっては、16GBあるいは32GBのメモリしか利用できないこともある。
ソリッドステートドライブ(SSD)をプライマリブートドライブとして追加する。最新のコンピュータの多くは、2台のドライブ(SSDとHDD)という選択肢を用意しているが、それには理由がある。SSDからの起動はわずか数秒しかかからないのだ。100ドル以下の250GBのSSDも出回っている。SSDを利用することにより、ユーザーエクスペリエンスが大きく向上するだけでなく、重い起動処理を古いHDDに任せることで起きるかもしれないクラッシュを避けられる。起動ドライブを入れ替えるには、コンピュータのバックアップを取った上で、OSとアプリケーションをSSDに移行する。UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)マシンの場合は、Paragon Softwareの「Migrate OS to SSD」などのツールが必要だ。既存のHDDは、再フォーマットしてデータ用として使うとよい。
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