1つのツールで全ての情報にアクセス
「チャットボット」がソフト開発支援、増え続けるツールを“対話”でまとめる(1/2 ページ)
企業で使うツールは増える一方だ。それぞれのツールを1つに統合できれば、業務は効率的になる。それを実現する技術として注目されているのが「チャットボット」技術だ。
開発や運用、サポート、ライフサイクル管理に関するツールの増加に伴い、それらを1つのツールかつ、一貫性のあるシンプルなユーザーインタフェースに統合することが望まれていた。それがついに現実のものとなっている。
メッセージを自動的に返信する「チャットボット」技術は既に新たなブームとなっている。だが下記の幅広く支持されている消費者志向の発話型インタフェースと、Webでの対話によって顧客をサポートするテキストベースのインタフェースの2つは、どちらもITやDevOpsが持つ専門性の高い要求に応えることができない。
- Appleの「Siri」
- Microsoftの「Cortana」
- Amazonの「Alexa」
開発者が、開発やテスト、実装、運用、ナレッジベースなどのプラットフォームから得た情報をまとめるときは、それぞれのプラットフォームで異なるインタフェースに対応する必要がある。ソースを問わず一貫性のある1つインタフェースから全ての情報にアクセスできたら、それに越したことはない。
ITに特化したチャットボット技術は、開発ツールや運用ツールなどの多様なインタフェースをまとめられるように設計されている。チャットボット技術は、ツールの統合と一貫性の確保によってDevOps関係者のワークフローを効率化する目的で使用されることが増えている。これは難しい技術だ。米国カリフォルニア州に本拠地を置く、DevOpsの情報関連付け技術プロバイダーxMattersは、この技術に本腰を入れて取り組んでいる。
洞察の結び付け
xMattersの最高技術責任者(CTO)を務めるアッバス・ハイダー・アリ氏は次のように話している。「当社の『xMatters』は、あらゆるシステムから得た洞察を結び付けて、基幹業務のプロセスを加速する情報伝達プラットフォームだ。開発者と運用担当者が、複数のソースから入手した各種情報を、共通のコンソールにまとめるオープンプラットフォームとAPIに取り組むときに、xMattersの出番になる」(アリ氏)
「これまでの問題は、開発者と運用担当者の両方が、全く異なる方式でソフトウェアメトリクスを示す各種ツールのインタフェースを操作しなければならなかった。テスト環境や運用環境へのコードのプッシュ、API呼び出し応答時間の追跡、アプリケーションパフォーマンスの監視、セキュリティテスト、IT部門で用いる多くのソフトウェアメトリクス結果の調査などのいずれかをする場合で、このような問題が発生していた」(アリ氏)
xMattersのチャットボット技術のエンジンは、このようにバラバラなジグソーパズルのピースを1つにまとめて組み上げることで、1つのチャットインタフェースから一貫した方法で情報の表示および操作の実行できるようにしている。「この問題に対する1つ前のアプローチはダッシュボードだった。だが非効率でコーディングが難しい上、チャットほどの使いやすさはない」とアリ氏は語る。
「さらにある特定の担当者の好みに合わせて構成したダッシュボードは、同じ作業をする別の開発者にとって不適当な可能性がある。そこで土台となる情報をクエリベースのチャットで確認できるようにすると、同じプロジェクトに関わる開発者全員の希望をかなえることができる」(アリ氏)
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