小中学校の授業向けIT製品徹底ガイド【第7回】

PCやタブレット選定で終わってはいけない、教育現場の「学習用ツール」の選び方

教育機関での普及が進む「学習者/指導者用コンピュータ」で使うソフトウェア「学習用ツール」には、どのような種類があるのか。タイプ別の概要と、選び方のポイントを説明する。

 第5回「教育IT推進に不可欠な『デジタル教科書』『デジタル教材』『学習用ツール』とは」では、教育分野のデジタルコンテンツやソフトウェアである「デジタル教科書」「デジタル教材」「学習用ツール」の概要を紹介した。第6回「『デジタル教科書』で優先すべきなのは指導者用? 学習者用? その答えと理由」で取り上げたデジタル教科書とデジタル教材に続き、第7回では学習用ツールのタイプ別メリットとデメリット、選び方のポイントを解説する。

学習用ツールのタイプ別解説

主要なタイプ

図 図 学習用ツールの分類

 学習用ツールは「汎用(はんよう)学習支援型」と「学校専用学習支援型」に分類できる(図)。

 汎用学習支援型学習用ツールは、企業で一般的に利用するオフィスツール(ワープロ、表計算、プレゼンテーションソフトウェア)のような、学校だけで利用するのではなく幅広いニーズに応えるソフトウェアだ。昨今は、クラウドを利用した協働作業のための機能も充実しており、学校における活用の幅も広がっている。

 学校専用学習支援型学習用ツールは、学校での使用を前提とし、学校のニーズに寄り添って開発されたソフトウェアだ。こちらも昨今のIT環境整備に沿ってさまざまな機能が登場している。

各タイプのメリット、デメリット

 学習用ツールの各タイプのメリット、デメリットは以下の通りだ。

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この記事の著者

高橋 純
高橋 純

1972年神奈川県生まれ。修士(教育学)、博士(工学)。園田学園女子大学情報教育センター助手、富山大学人間発達科学部准教授を経て、現在、東京学芸大学教育学部准教授。教育工学、教育方法の改善、教育の情報化に関する研究に従事。第17回日本教育工学会研究奨励賞受賞。中央教育審議会専門委員(初等中等教育分科会)、学校におけるICT環境整備の在り方に関する有識者会議委員、日本教育工学協会副会長など。

粟田 輝
粟田 輝

1982年広島県生まれ。2008年、慶應義塾大学大学院理工学研究科・開放環境科学専攻修了。2008年、日本総合研究所入社。2018年から現職。これまで教育関連企業向けのコンサルティングを多数実施し、企業の目線から教育現場へのIT導入などを推進。最近は各種執筆や勉強会での講演など、精力的に活動している。

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