エンジニア向けのクラウド認定資格【後編】
どんなクラウドでも役立つスキルを習得できる「認定資格」とは?
IT分野の資格として今後も根強い人気が続くと考えられるのが、クラウドコンピューティングに関連する認定資格だ。ベンダーが提供する認定資格の他に、ベンダーに依存しない認定資格がある。
IT分野の資格のうち、今後も根強い人気が続くと考えられるのが、クラウドコンピューティングに関する資格だ。クラウドベンダーであるAmazon Web Services(AWS)やMicrosoftが提供する認定資格の他に、ベンダーに依存しない認定資格もある。どのような資格があるのかを押さえておこう。
ベンダーに依存しない「クラウド認定資格」とは
併せて読みたいお薦め記事
連載:エンジニア向けのクラウド認定資格
クラウドの人気資格とは
クラウドベンダーが提供する認定資格は、そのクラウドベンダーが提供するクラウドサービスを利用している企業にとって有用だ。ただしクラウドコンピューティングを必要とする全ての人に役立つとは限らない。
ベンダー固有の認定資格はマーケティングの要素が強く、技術的な内容よりも販売促進を重視していることがある点にも注意が必要だ。そうした認定資格でスキルを身に付けられるとは限らない。
ベンダー以外にも信頼できるクラウドコンピューティングのスキルを証明する認定資格を提供している団体がある。
例えばIT業界団体のコンピュータ技術産業協会(CompTIA)が提供する「CompTIA Cloud+」や、サイバーセキュリティ資格認定団体ISC2が提供するクラウドセキュリティの資格「CCSP」(Certified Cloud Security Professional)などだ。
ベンダーに依存しないこのような認定資格を検討する際は、各プログラムの対象者に注意する必要がある。例えば、CompTIA Cloud+は初心者向けで、CCSPはセキュリティに重点を置いている。
認定資格には価値があるのか
最終的には、自分の目標を達成するために、クラウド認定のためのトレーニングに時間と労力をかける価値があるかどうかを評価すべきだ。クラウドコンピューティングの技術は進化し続け、認定資格も変化し続ける。受講中の認定試験のトレーニングは、数カ月後には有効ではなくなる可能性がある。技術の変化に合わせて試験の内容が変更されるためだ。認定資格は数年間有効だとしても、その間に必要な技術が変わることも十分にあり得る。
資格対策用の教材が、技術の変化のスピードに追い付かない可能性がある。本を出版するには相当な時間と労力がかかるため、印刷物の教材は、出荷される時点で既に時代遅れになっているという事態が起こり得る。
技術が変われば追加の課題が生じ、エキスパート認定資格を検討している人にとって問題になる可能性がある。オンラインのトレーニングやオンラインの教材であれば、アップデートは比較的容易であるため、書籍による学習よりも良い選択になるだろう。実際のクラウドサービスと同じように、クラウドコンピューティングの認定資格に対する準備も機敏であるべきだ。常に変化に備えよう。
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社キーエンス] なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは -
製品資料
[株式会社セールスフォース・ジャパン] 「CRMは設計と無関係」は本当か? PLMとの融合で実現する高速開発 -
事例
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] AIエージェントの時代にどう備える? 「新たな働き手」を支える3要素とは -
製品資料
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] “横並びの自動化”から脱却、AI活用で生産性と競争力を高める秘訣 -
製品資料
[サイボウズ株式会社] AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
2
法務と開発者で「言葉が通じない」問題 トヨタやソニーが語るOSS管理の真実
-
3
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
4
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
5
「中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティ運用実態」に関するアンケート
-
6
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
7
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
8
情報漏えいはなぜ繰り返されるのか 今すぐ見直すべき「境界」
-
9
情シスの約8割が転職や退職を意識 調査で分かった“辞めたくなる最大の理由”
-
10
【漫画付き】ひとり情シス協会が明かす、RAG導入でしくじる企業「2つの共通点」
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
4
財務部門がAIを最大限に活用する方法 無駄のない戦略的リーダーシップへの道
-
5
LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント
-
6
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
7
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
8
生成AIを開発に導入しても効果が見えない? 実証実験で分かった成果と課題
-
9
経産省DX指針から読み解く、受発注業務デジタル化ロードマップ
-
10
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー