教育ITニュースフラッシュ
芝浦工業大学の学生が「農家支援システム」を開発、その狙いとは?
中学校や高校が競ったWebサイトコンテスト最優秀賞の発表から、「Microsoft Office」が無料で使える包括契約校向け特典の話題まで、注目の教育IT関連ニュースをお届けします。
教育機関のIT導入事例、教育機関向けの新製品に関するニュースを紹介する教育ITニュースフラッシュ。中学校や高等学校を対象としたWebサイトコンテストの最優秀賞発表から、教育機関向け包括ライセンスの特典を利用しやすくした日本マイクロソフトの取り組みまで、さまざまなニュースがありました。
農家の課題をITで解決、芝浦工業大学の学生がシステム開発
同大学の学部3年生5人と大学院生1人による学生チームが開発している「農業支援システム」は、中規模農家が野菜を安定供給できるよう支援するシステムだ。野菜の栽培状況を管理したり、農家やその関係者間で必要なデータを共有する機能を備える。社会問題の解決策を検討する問題解決型学習(PBL)の一環として開発を進める。農家の野菜生産の実態を調査したメンバーは、農家では栽培/出荷実績のデータ管理が紙ベースだったり、レストランなど取引先との間で情報共有が十分にできておらず、需要に見合った生産が難しいなどの課題があることを確認。こうした課題を解決すべく、2014年から約4カ月でシステムのプロトタイプを開発した。2015年4月に開始するさいたま市内での試験運用などを経て、全国の中規模農家で利用可能な汎用的なシステムの開発を目指す(発表:芝浦工業大学<2015年2月20日>)。
中高のナンバーワンWebサイトは? 「全国中学高校Webコンテスト」結果発表
中高生のチームがWeb作品を作って競い合うコンテスト「第17回全国中学高校Webコンテスト」の受賞校が発表された。最優秀賞を受賞したのは、東京都立小石川中等教育学校の生徒3人が制作した作品「小型風車制作記」。小型風車の製作や研究の過程を分かりやすく整理していること、理論的な知識から溶接方法など実際の製作方法まで幅広い情報を盛りこんでいることなどが評価された。同コンテストでは2014年5月に募集を開始し、全国から382チーム1574人が応募。学校におけるインターネット活用を推進する特定非営利活動(NPO)法人、学校インターネット教育推進協会が主催した(発表:学校インターネット教育推進協会<2015年2月21日>)。
国産MOOC「gacco」が高校生向け講座開講へ 高校での活用促進
NTTドコモとNTTナレッジ・スクウェアが運営する大規模公開オンライン講座(MOOC)提供サイトの「gacco」が2015年6月2日、高校生向け講座を開講する。高校の授業や課外活動でのMOOC利用を促進する狙いだ。開講するのは、武蔵大学(東京都練馬区)の高橋徳行教授による、経営学の基礎知識を学ぶ講座「ビジネスプランをつくってみよう」。日本政策金融公庫が主催する高校生向けビジネスプランコンテスト「第3回 創造力、無限大∞ 高校生ビジネスプラン・グランプリ」では、参加校に同講座を推奨講座として案内し、ビジネスプランの作成を支援する。同講座は同年2月20日から受講者を募集している(発表:NTTナレッジ・スクウェア、日本オープンオンライン教育推進協議会、日本政策金融公庫<2015年2月20日>)。
「Office」無料特典の取得を簡単に、日本MSが包括契約校向け支援策
日本マイクロソフトは、教育機関向け包括ライセンスの契約校向け特典を利用しやすくした。同社のオフィススイート「Microsoft Office」を私物を含む学習者の端末で無償利用できるようにする特典「Student Advantage」の利用プロセスを簡略化。契約校に所属する学習者は、専用Webサイトにアクセスして学内メールアドレスを入力するだけで、1人当たり計5台のクライアントPCやスマートデバイスでMicrosoft Officeが利用できるようになる。従来は、契約校が特典用の無償ライセンス契約を締結したり、学習者のアカウントとライセンスのひも付けをしたりする必要があったが、こうした手間を無くした。対象は、教職員1000人以上の大規模校向けの「EES」、中小規模校向けの「OVS-ES」のいずれかの包括ライセンスを利用し、「Office 365 ProPlus」か「Office Professional Plus 2013」を全教職員分契約している教育機関(発表:日本マイクロソフト<2015年2月24日>)。
中高の教員向けプログラミング教育支援サービス、ライフイズテックが提供
中高生向けプログラミングスクール「Life is Tech!」を運営するライフイズテックは2015年3月14日から、中学校や高校でのプログラミング学習を支援するサービス「TECH for TEACHERS」を無償提供する。同年2月23日に事前登録を開始した。プログラミング学習の実施に伴う教員の準備負荷軽減を狙う。iPhoneアプリケーション開発やWebデザインに関する全60講座分の映像教材と独自テキストを提供。教員は一から教材を作成することなくプログラミング学習の授業を進めることができる。映像業材は、リクルートマーケティングパートナーズが運営するオンライン学習サービス「受験サプリ」からも無償で閲覧できるようにする(発表:ライフイズテック<2015年2月23日>)。
オンライン学習「すらら」に小学校版 図やイラストで取り組みやすく
教育システム提供のすららネットは2015年3月11日、オンライン学習サービス「すらら」の小学生高学年版の提供を開始する。中学校1年から高校3年までだった対象を拡大した形だ。当初は小学校4年~6年向けの国語と算数の2科目を提供。国語は一文読解や文章読解、算数は小学校4年から6年で履修する内容全般が学べるようにする。図やイラストを利用したり、ストーリー仕立てで学習内容を進行させるなど、小学生が取り組みやすくする工夫を凝らした。まずは1、2学期分を先行して提供し、3学期分は後日提供する。料金は発表時点では非公開(発表:すららネット<2015年3月23日>)。
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