定番、売れ筋製品は?
iPhone、Android管理に使いたい「EMM製品」を機能別に整理した(1/2 ページ)
スマートフォン/タブレットの管理やセキュリティ対策などに役立つ「EMM」製品が充実してきた。自社に最適なEMM製品は何か。主要な製品/技術を整理してこう。
1つのスイート製品単独で、企業が必要とする全ての機能を効果的に提供できる「エンタープライズモビリティ管理」(EMM)ベンダーは1社もない。企業は自社のニーズを把握してから、そのニーズに適した最適な製品を検討しなければならない。
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iPhoneとAndroidスマートフォンの違い
ポリシー管理
EMMの基礎を成す1つの側面が、ポリシーの適用だ。IT管理者はポリシーの適用により、さまざまなことを実現できる。例えば
- 盗難にあったデバイスのデータをワイプ(削除)する
- カメラなどのスマートフォン機能をリモートで無効にする
- エンドユーザーのパスワード試行回数を制限する
といったことが可能になる。ポリシー管理は、「BYOD」(私物端末の業務利用)や「COPE」(業務端末の私的利用)を採用している多くの企業のニーズを満たすだろう。
Microsoftが提供するグループウェア「Microsoft Exchange Server」やオンラインオフィススイート「Office 365」には、どちらもリモートワイプをはじめとする簡単なポリシーをモバイルデバイスに適用できる機能がある。Googleのオンラインオフィススイート「G Suite」(旧「Google Apps for Work」)も、簡単なモバイルデバイスのポリシー管理機能を提供する。
MicrosoftとGoogleのツールはどちらも、利用するモバイルデバイス数が少ない企業か、初めてモバイルデバイスを管理する企業に向いている。どちらも管理者教育をほとんど必要とせず、安全な環境を作り出すことが可能だ。
MDM
リモートワイプといった単純な管理だけでなく、モバイルデバイスのインベントリ管理やOS構成管理といった複雑な管理を実現するには、「モバイルデバイス管理」(MDM)製品が必要だ。2014~2016年は、MDM市場で非常に多くの独立系MDMベンダーが買収され、企業統合が進んだ。
独立系MDMベンダーの代表格はMobileIronだ。同社の同名MDM製品は、GoogleのBYOD(私物端末の業務利用)用機能群「Android for Work」を利用できる。GoogleのモバイルOS「Android 6.0 Marshmallow」搭載のデバイスはもちろん、さらに新しいデバイスでも管理可能だ。
MDM製品の機能をオンラインサービスとして利用したい企業は、MobileIronよりもVMwareの「AirWatch」の方が適しているだろう。IBMの「IBM MaaS360」も候補となる。ここに挙げた3社はいずれも、リリースのたびに機能の拡充を競い合っており、製品の成熟が非常に速い。
標準のMDM製品/サービスが適さない例外もある。例えばAppleのタブレット「iPad」を数百台も管理している学校がそうだ。このような学校には、マルチユーザー機能の「Shared iPad」を利用することをお勧めする。Shared iPadを利用すれば、複数の学習者が1台のiPadを共有できる。
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