会員が注目した2017年記事ランキング(中堅・中小企業とIT編)
「Excel職人」「神Excel」問題は永久に不滅? 2017年に最も読まれたSMB向け記事は
2017年には「脱Excel」「働き方改革」「セキュリティ対策」に関する記事にTechTargetジャパン会員の関心が集まりました。中堅・中小企業向け記事のランキングからそれぞれの話題について紹介します。
- なぜ“Excel職人”は、マクロに「ユーザーフォーム」を実装したがるのか?
- 実は危険な“無料Wi-Fiスポット”、カフェでのモバイルワークに必須のセキュリティとは
- “神Excel”からデータを抜き出しBIに生かす 「OFFSET関数」の使い方
- Excelへの未練を断ち切り“脱Excel”を成功させるBIツール選びの4カ条
- 一人情シスが“Windows Update放置PC”を守るための武器とは?
- 持ち帰り残業のせいで情報セキュリティ事故? 働き方改革に必須の情報漏えい対策
- ランサムウェア被害で中小企業が倒産? 絵空事ではない事態に備える「バックアップ」
- 「顔が見えない部下は管理できない」は幻想 テレワークがうまくいく組織文化とは
- “Excel職人”がいなくなっても使い続けられる関数を記述するコツ
- 攻撃者にとっての「ランサムウェア」は“ゴールドラッシュ”、必須の対策は?
ランキング集計方法
期間中(2017年1月~11月)に掲載したTechTargetジャパンの中堅・中小企業とIT関連記事について、同期間中のページビュー上位10記事をピックアップしました。計測対象は、TechTargetジャパン会員の読者です。
Microsoft Excelの利用法が組織論に発展する「Excel職人」問題
TechTargetジャパンが2017年に公開した、中堅・中小企業向けIT関連記事のうち、会員によるアクセス数が多かった記事上位10本を上にまとめました。1位は「なぜ“Excel職人”は、マクロに『ユーザーフォーム』を実装したがるのか?」。表計算ソフトの「Microsoft Excel」(以下、Excel)を使いこなし職人技を追究してしまう人の心理を、Excelの「ユーザーフォーム」機能を切り口として考察した記事です。「Visual Basic Editor」(注1)を使って入力フォームを作成できるユーザーフォームは、入力作業の利便性を上げることができる便利な機能です。が、筆者は「Excelのユーザーフォームという機能に着目すること自体が、Excelの一般的な使用方法から外れ、独自仕様のツールを作り出してしまう“Excel職人化”への第一歩となる危険性がある」と警鐘を鳴らします。
※注1:マクロ言語のVBA(Visual Basic for Applications)を作成するための統合開発環境。
3位「“神Excel”からデータを抜き出しBIに生かす 『OFFSET関数』の使い方」や4位「Excelへの未練を断ち切り“脱Excel”を成功させるBIツール選びの4カ条」、9位「“Excel職人”がいなくなっても使い続けられる関数を記述するコツ」と、Excel関連の記事はランキング上位に複数ランクインしています。作り込み過ぎのExcelマクロを誰もメンテナンスできなくなったり、紙ベースの帳票をExcelで再現した「神Excel」の運用が受け継がれているせいでリプレースに苦労したりと、「人」にまつわる問題は古くからあらゆる職場で起き、後を絶たないものです。だからこそ幅広い読者の関心を集めたのではないでしょうか。とはいえ、Excelは多くのユーザーを持つ便利なツールであるということもまた事実です。便利だからこそ、本来の目的を超えて使いこなした結果、かえって業務効率を低下させてしまうことのないように、ほどよい距離感で付き合い、目的をExcelで効率的に実現できると理想的でしょう。
「働き方改革」に関連する身近なセキュリティ問題
2位「実は危険な“無料Wi-Fiスポット”、カフェでのモバイルワークに必須のセキュリティとは」、6位「持ち帰り残業のせいで情報セキュリティ事故? 働き方改革に必須の情報漏えい対策」など、モバイルワークや「働き方改革」に関連する身近なセキュリティ対策の記事も多くの読者に読まれました。政府が掲げる働き方改革の動向に注目している企業は少なくないでしょう。ITツールの活用で長時間労働を是正した成功事例も登場しましたが、長時間労働を改善する具体策の提案がないまま、頭ごなしに「残業をするな」「定時に帰れ」などと命令される「時短ハラスメント」といった問題も起きています。多様な働き方を実現する制度やツールはさまざまあり、“正解”も1つではないのが働き方改革の難しいところといえます。さらに、モバイルワークや在宅勤務など、どんな制度を選ぶにしても「データを社外に持ち出す」という状況が発生するため、何らかのセキュリティ対策は必要です。これらの記事は、無料の公衆無線LAN利用に潜むリスクや、悪意がなくても情報流出が起きる「シャドーIT」のリスクについて解説しています。
2018年も、TechTargetジャパンは中堅・中小企業のIT導入という経営課題にフォーカスを当て、製品/技術の選定に役立つ情報を提供します。
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