IoTセキュリティベンダー5選【前編】
IoTセキュリティ製品選びで頭に入れておきたい「Armis」「CENTRI」の違い
攻撃者がIoTデバイスを悪用して企業LANに侵入することを防ぐためには、IoTデバイスのセキュリティ対策が重要だ。こうした課題への対策となるIoTセキュリティ製品の主要ベンダーを紹介する。
IoT(モノのインターネット)にセキュリティを導入することは非常に難しい。IoTセキュリティには悪質なコマンドの挿入、ファームウェアの悪用、パッチの未適用、脆弱(ぜいじゃく)なパスワード設定など、従来のセキュリティにおける課題全てが関係する。多様なハードウェアやプロトコルの混在も課題だ。
こうした課題に対処するため、さまざまなベンダーが新たなアプローチのIoTセキュリティ製品を提供している。前後編にわたり主要IoTセキュリティベンダー5社と各社のIoTセキュリティ製品を紹介する。
- Armis
- CENTRI Technology(会員限定)
- Fortinet(後編で紹介)
- SonicWall(後編で紹介)
- VOO Connected Trust(後編で紹介)
1.Armis
Armisが提供するのは、IoTデバイスに「エージェント」という専用のクライアントアプリケーションをインストールする必要がない、エージェントレスのIoTセキュリティ製品だ。同社の製品はネットワークを可視化し、ネットワーク機器とネットワークに接続するIoTデバイス両方の制御を可能にする。これにより、対象のIoTデバイスがIT部門の管理下にあるかどうかにかかわらず、全IoTデバイスの動作をリアルタイムに追跡し、不審な操作や攻撃が実行される前に自動で阻止できる。攻撃を受けているIoTデバイスに注目し、不審な挙動がネットワーク内で確認できるのを待つのではない。IoTデバイスを常時監視して、そうした挙動を検出する。
2.CENTRI Technology
開発者向けのセキュリティ製品を提供するCENTRI Technologyは、暗号化やセキュリティに配慮したキャッシュマッピング(一時的な記憶領域であるキャッシュと主記憶領域のアドレス対応付け)などの機能をIoTデバイスに組み込む製品を開発している。同社の製品は、企業が自社で実施すべきセキュリティ対策の負担を軽減すると同時に、保守のしやすいアプリケーション開発を可能にする。ハードウェアの初期状態を基にしたIoTデバイスの整合性確認、暗号化、企業内システムを一元管理するためのダッシュボードなどをそろえる。
後編は、残る3つのIoTセキュリティベンダーを紹介する。
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