TechTargetジャパンでは2014年1月にサーバ仮想化に関する調査を実施。回答者の3分の2がサーバ仮想化を導入済み・導入予定と回答するなど、すっかり当たり前の技術となったサーバ仮想化。残る課題はやはり運用のようだ。
普及期を迎えつつあるデスクトップ仮想化だが、デスクトップ仮想化方式ではVDI(仮想PC)以外の知名度はまだ低いようだ。また、インフラ構築の難しさから性能に不満を抱えるユーザーが少なくないことも明らかに。
TechTargetジャパン会員を対象にした、サーバ仮想化/デスクトップ仮想化に関する読者調査を実施した。本リポートでは仮想化製品の導入状況、満足度、製品選定のポイントなどをまとめている。
既にデスクトップ仮想化を導入している経験者は、製品選びの重視点を「パフォーマンス」「運用管理性」「費用対効果」と指摘する。来たるスマートデバイス活用も視野に入れた最適な製品選びの基準とは?
「VDI(仮想デスクトップ)導入ではROIとパフォーマンスが大事」。その通りだ。だが、この説明だけではカバーできない、もっと重要なことがある。
市内13の小中学校の教育用および職員用PCを仮想環境に移行しつつある福岡県宮若市。仮想デスクトップ導入で管理負荷軽減とコスト削減を実現した同市が採用したのは、集約率と運用管理性が高く、トータルコスト抑制が行えたCisco UCSだった。
デスクトップ仮想化の市場ニーズの高まりに先行する形で、日立製作所では既に足かけ10年の長きにわたりデスクトップ仮想化に取り組んできた。国内最大規模の約8万ユーザーという規模のデスクトップ仮想化環境はどのように構築・運用されているのだろうか。
通常のHDD付きPCとVDIの導入・運用コストの内訳を比較し、VDI導入がどうしても高コストになってしまう理由を解説。「VDI+シンクライアント」を低コストで導入するためのさまざまな方法を紹介する。
仮想デスクトップ基盤(VDI)の構築には設計や検証だけでも多くの時間や工数を必要とするが、そうした手間を軽減するソリューションが提供され始めた。実際にどれだけ導入が楽になるか、アイティメディア管理本部情報システム部の石野博之が検証した。
物理サーバを統合することでさまざまなメリットをもたらすサーバ仮想化。その基本機能を解説した上で、製品に関する最新動向を紹介。さらに主要な製品や導入/運用時の注意点などをまとめた。
中堅・中小企業(SMB)を対象に、サーバ仮想化のメリットと導入のポイントを解説する。サーバ仮想化をする目的、導入までのステップ、P2V(Physical to Virtual)移行のポイント、仮想環境での運用の変化などを、IT部門の方が具体的にイメージできることを目指す。
サーバ仮想化のメリットを十分に引き出すには運用管理ツールが欠かせない。運用管理および運用管理ツールの観点から、ヴイエムウェア、シトリックス・システムズ、マイクロソフトといった主要仮想化ベンダーの仮想化ソフトウェアを紹介する。
サーバとストレージの仮想化は導入済みだが、デスクトップ仮想化は考えていなかったという人へ。デスクトップ仮想化に詳しいDell Wyseのジェフ・マクノート氏が、デスクトップ仮想化の基礎知識を簡単に説明する。
初期投資が掛かるといわれている仮想デスクトップインフラだが、導入規模や管理方式など、工夫次第で投資対効果を高めることができる。本稿では5つの手法を紹介する。
仮想デスクトップを導入するに当たり、ユーザーごとのニーズを把握することは重要だ。ユーザーを4タイプに分類し、仮想デスクトップの最適な利用方法を探る。
複雑なエンドポイント管理というパズルのピースはたくさんある。エンドポイント管理には、スイスアーミーナイフのように万能なアプローチは今のところ見つかっていない。
生産性向上や事業継続性などさまざまなメリットが取り沙汰されるデスクトップ仮想化。だが、本当の価値は「企業の成長を維持、加速させる」ことに他ならない。デスクトップ仮想化が持つ2つの側面からその真価を解説する。
物理PCに比べ導入コストが高いといわれるデスクトップ仮想化。だが、両者の単純な比較は無意味だ。デスクトップ仮想化の投資対効果を考えるポイント、投資対効果を高めるためにトータルコストを削減する方法を紹介。
代表的な業界(金融、製造、流通・小売り、社会基盤)におけるデスクトップ仮想化の適用例を解説する。デスクトップ仮想化を自社のビジネス課題に適用するためのヒントとしてほしい。
デスクトップ仮想化プロジェクトを実行する上で準備・理解しておくべきポイントをまとめる。特に重要なポイントであるデスクトップ仮想化方式については一覧表(ダウンロード可能)で整理する。
デスクトップ仮想化プロジェクトを進めるに当たり、サーバ、ストレージ、セキュリティなど、技術的に準備・検討しておかなければならないポイントを解説する。
モバイルデバイスをビジネスで活用する上で有力な手段となるデスクトップ仮想化。本稿では、デスクトップ仮想化がなぜビジネスのモバイル化において重要なのか、3つのポイントで解説する。
ITベンダーからより良い提案を受けるには、適切な情報を盛り込んだ提案依頼書(RFP)が不可欠だ。デスクトップ仮想化の導入を成功させるRFP作成のノウハウを伝授する。
この5年間、楽観的な業界ウオッチャーたちは毎年その年が「VDI(Virtual Desktop Infrastructure)の年」になると予測してきたが、これに終止符を打ち、代わってDaaS(Desktops as a Service)を声高に訴え始めた。DaaSの年は本当にあり得るのか?
日本通運が2009年から取り組むプライベートクラウド導入プロジェクト。このプロジェクトの鍵になるのが共通の仮想化基盤だ。懸念されたUNIXサーバ(SPARC機)の移行やTCO削減効果などをリポートする。
災害対策とグローバル対応から、VMwareソリューションで共通基盤を整備したホンダ。標準的な仮想化基盤の構築、DR機能の実装、仮想デスクトップ導入の3つを実現した。
産業用ロボットなどの分野で世界有数のシェアを誇る安川電機。同社では、福岡と埼玉の国内主要拠点をそれぞれ本番運用サイトとしたディザスタリカバリシステムを採用、大規模災害に備えている。
クリティカルな基幹システムを仮想化基盤に移行させる企業も増えているようだ。SAPシステムをVMware製品に適用した際のベンチマークテスト結果、VMware vSphereを使った国内企業のSAP基盤仮想化事例を紹介する。
静岡県富士市役所は、2014年1月に3世代目のデスクトップ仮想化システムを稼働させた。サーバ仮想化でコストを下げ、シンクライアント専用OSで運用性を極めた。
医療機関でもニーズが高い「デスクトップ仮想化」。電子カルテを中核とする情報活用を促進させるために仮想化技術を導入した呉医療センターの取り組みを紹介する。
グラフィックデザインや2D/3D CADなどのエンジニアリングワークステーションを活用する建設業界でも、仮想デスクトップが使われ始めている。本稿では、日立建設設計の「VMware View」導入事例を紹介する。
資生堂は販売子会社で仮想デスクトップを大規模に導入した。深刻なトラブルに見舞われながらも、3500台のPCを一括してDaaSに移行。本稿では、その奮闘記をプロジェクト成功のポイントとともにリポートする。