デスクトップ仮想化導入で準備すべき技術的なポイントデスクトップ仮想化導入のガイドライン【第5回】

デスクトップ仮想化プロジェクトを進めるに当たり、サーバ、ストレージ、セキュリティなど、技術的に準備・検討しておかなければならないポイントを解説する。

2014年01月30日 08時00分 公開
[小林伸睦,シトリックス・システムズ・ジャパン]

 今回は、デスクトップ仮想化プロジェクトを始めるに当たって、技術的に準備、理解しておきたい各コンポーネントについて取り上げ、ポイントを解説する。仮想化方式については、既に第4回「5つの仮想化方式を一覧表で比較 〜デスクトップ仮想化導入で準備すべきこととは」で解説したので割愛する。

認証システム

 多くのデスクトップ仮想化ソリューションはWindowsシステムを前提に考えられているため、Microsoft Active Directory(AD)を用いたドメイン環境で稼働する。従って、ADによる認証システムを準備しておく必要がある。ここは、従来のPC環境であっても仮想デスクトップ環境であっても変わらない部分だ。また、リモートアクセスを行うユーザーについては、AD認証と他の認証を組み合わせる二要素認証を適用するのが一般的だ。アクセス元が信頼できるネットワークからアクセスしているかどうかによって、認証レベルを変えて運用するということだ。

各仮想化方式の理解と運用上の特徴

 デスクトップ仮想化方式とは、OSやアプリケーションを仮想化する方式だ。第4回「5つの仮想化方式を一覧表で比較 〜デスクトップ仮想化導入で準備すべきこととは」で各方式の特徴とユーザーへの適用例をまとめたのでそちらを参照いただきたい。

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