KindleデバイスよりもすごいKindleアプリ
Androidタブレット(Honeycomb)の必携アプリ(後編)
Androidタブレットに最適化されたアプリケーションはPC向けのアプリケーションとは異なる便利さや楽しさがある。ビジネスや日常生活に使えるアプリを紹介しよう。
前回記事「Androidタブレット(Honeycomb)の必携アプリ(前編)」に続き、タブレット端末での利用に最適化され、日常のさまざまなニーズに応えるAndroid 3.x(コードネーム:Honeycomb)向けアプリを紹介する。
Write On!
これは現在のHoneycombアプリ市場の中でも有数のクリエイティブなネーミングのアプリというだけでなく、特にデザイナーたちが現在進行中と宣伝しているという点で、最も印象的なアプリの1つだ。手描きアプリ「Write On!」の初期設定は、背景にけい線が入ったノート形式になっていて、ここに自由に走り書きした内容をメモリに保存できる。
楽しむだけでも十分だし、タブレットのキーパッドを使ってメモを取るのが煩わしく思えるときにも利用できるが、同時にソーシャルメディアとしての可能性も併せ持つ。タブレットから画像ファイルをインポートすれば、手描きの文字(それに例えば角と悪魔の尻尾が付いた上司の似顔絵など、走り書きできるものなら何でも)を画像に追加して保存し、FlickrやFacebookなど、好きなサービスにアップロードできる。
Google Earth
本稿の読者の中で、PC版の「Google Earth」を使ったことがない人は皆無に等しいだろうが、タブレット用アプリとしての最適化は一種の新展開といえる。AndroidとiPhone向けのアプリもHoneycombタブレット版と全て同じ機能を持っているが、ご想像の通り、地球の反対側にある場所(あるいは道1本しか離れていない場所にしても)をチェックするのに10インチ画面と4インチ画面とでは雲泥の差がある。
しかもこれは、単に標準的なモバイルアプリを大きな画面向けに調整しただけにとどまらない。衛星および3Dの画質は鮮明で、指を滑らせる好感度のナビゲーションと2本の指ではさんで拡大できる機能により、他の端末とは比べものにならないほど手軽に冒険が可能になった。Google Earthは楽しく、ためになるアプリだが、実用面では「近くのものを探す」用途に利用でき、最大の価値はここにありそうだ。タブレットのGPS位置情報機能を使えば上空から見た現在地が表示される。Google Mapsとの統合で、目的地への経路を調べたり、内蔵のWikipediaのリンクをたどって目的地の情報を調べたりできる。旅先では必携だ。
キッド塗料ぬりえ(タブレット)
長距離移動の車内で自分の子どもに映画を見せるよりは本を読ませたいと思いながら、本では長続きしないという現実を認識している親ならば、次回のドライブまでにまずやっておくべきは、「キッド塗料ぬりえ」(タブレット版)をダウンロードすることだ。
タブレット画面にぴったり合ったサイズのバーチャル塗り絵とでも言うべきこのアプリは、約100枚という豊富なデータベースから色の付いていないイラストを読み込んで色を塗り、メモリに保存できる。最もいい点は、子どもの創造性をかき立てるだけでなく、自動塗りつぶしからフリーハンド彩色(または描画)、そしてさらに創造的で簡単には満足しないアーティストの卵のための高度なカラーピッカーまで、さまざまなレベルの難易度があることだ。
Kindle
電子書籍リーダーのメーカーが、その電子書籍リーダー端末を廃れさせてしまいかねないほどパワフルなアプリを開発する動機を、後から想像しようとするのは難しい。なのでそれは考えないことにして、このタブレット端末向け無料Kindleアプリは、これがあれば有料のKindle端末を購入する必要がなくなるという点で、Amazonの大胆な決断を示すものだ。もちろん電子書籍はAmazonから買わなければならないが(内部関係者によると、実際に金銭がものをいうのはこちらとのことなので、これで動機も説明がつく)、無料の古典も十分にあるので1セントも使うことなく何年でも読書を続けられる。
これまでAmazonが提供してきた携帯電話とデスクトップ向けのKindleアプリでは、ユーザーはほぼ確実に、はるかに携帯性が高く目にも優しい端末として、Kindle端末に戻っていた。結局のところ、1冊の本を全て携帯電話で読みたいと誰が思うだろう。そして誰もがデスクトップPCの前に坐って小説を読む忍耐力があるのなら、電子書籍リーダーなど必要なくなる。
しかしタブレット端末専用に設計されたこのアプリは、そうした状況を一変させるものだ。機能は携帯電話およびPC向けのアプリと同じで、ダウンロードした書籍のライブラリと同期して、どの端末でも続きを読むことができる。Kindle端末にあってこのアプリにない唯一の機能は、メモを取る機能と、単語をダブルクリックして意味を調べる機能だが、無線LANなしでタブレットを使っているのでない限り、これは比較的簡単にできることだ。
もちろん、多くのKindle端末のファンは読書のための画面としてE Inkの良さを絶賛し、液晶を一蹴するが、それはまた後日論議することにしよう。
Stupid Zombies
怒った鳥たちを飛ばして時間を過ごすよりはミュータントゾンビとバトルしていたいという人の時間つぶし用に、あるいは、人気ゲーム「Angry Birds」の次のアップデートを待っている間に何かやることが欲しい人のために、「Stupid Zombies」は思い切りハマるゲームだ。
タブレット専用ではないが、タブレットの方がずっとスムーズにゲームをプレイでき、反応もいい。Stupid Zombiesは戦略と正しい目標、ゾンビを撃退する意志を必要とするゲームだ。目標は、1発でできるだけ多くのゾンビを撃つことにあり、これは跳躍の動作と爆弾の戦術的な利用によって可能となる。これで遊ぶことが最も経済的、生産的な時間の使い方だとは言い難いが、ロックをかけてタブレットに入れておけば、仕事のストレスがたまり、真に有能な軍団を使ってイライラを発散させる必要が生じたときに便利だ。
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