iPadをビジネスで徹底活用する
iPadの無料ビジネスアプリ ベスト10
iPadをビジネスに活用するための、便利な、しかも無料のアプリを10本紹介しよう。
モバイル戦略を立て、タブレットのビジネスニーズを洗い出し、真新しいiPadをチーム全員に支給する──。おめでとう、これであなたは史上最高のボスだ。しかし、その後はどうする?
ちまたにはさまざまなモバイル作業をこなし、業務効率を向上できる便利なiPadビジネスアプリケーションが、文字通り何千本と提供されている。恐らくPages、Numbers、Keynote(Microsoft Word、Excel、PowerPointのiPad版に相当する)など、iPad向けビジネスアプリについては既に耳にされたことがあるだろう。これらが1本10ドルというのは、Microsoftのデスクトップアプリケーションの価格を考えると、かなりお買い得だ。しかし、これらのアプリケーションは安価ではあるが、実は無償で提供されているiPad向けビジネスアプリケーションは多数ある。
ここでは、最も利用価値の高い無料iPadビジネスアプリ10個を紹介する。
Evernote
「Evernote」が、優秀な有償アプリケーションと並んで常に万人のお気に入りアプリケーションの上位にランクインするのには訳がある。Evernoteを使用すると格段に効率が上がるのだ。ネットサーフィン中に情報をクリップする、クライアントとの打ち合わせ中にメモを取る、音声メモを録音する、空港でどこに車を止めたかを思い出せるように写真を残しておくなど、忘れたくないことを全て記録しておける。
iPhoneを探す
モバイル端末の最大の問題は、皮肉にもモバイルであることだ。言ってみれば、毎日かなり高額の資産を持ち歩いていることになる。そこで「iPhoneを探す」を使用してリスクを軽減する。このアプリケーションを使うと、iPhoneやiPadに搭載されているGPSを利用してデバイス本体の位置を特定し、リモートで本体をロックしたり、データを完全に消去できる。無償のアプリケーションであることを考えると、「iPhoneを探す」はiPadまたはiPhoneに必ずインストールしておきたい。特に、あなたが1週間のうちに2回以上、鍵を忘れてしまうようなタイプなら。
WebEx for iPad
Cisco Systemsの同名のデスクトップアプリケーションのiPad版。WebExを使用すると、席から離れていても会議の内容を確認したり、電話会議に参加したりできる。しかも、WebExではiPadの内蔵スピーカーとマイクを使用できるので電話が不要だ。その他の便利な機能としては、複数のユーザーが発言している場合に、発言者がポップアップで表示される。また、電源ボタンとホームボタンを同時に押すことで、プレゼンテーションのスクリーンショットを撮ることもできる。
Whiteboard Lite: Collaborative Drawing
Cocoa Box DesignのPenultimate(230円)でさえ高過ぎると思うなら、無償のWhiteboard Lite Collaborativeを検討するといい。BluetoothまたはWi-Fiを利用して複数のユーザーが接続でき、各ユーザーが指を使って画面を編集できる。さながら会議室のホワイトボードをモバイルで実現できるイメージだ。また、このシンプルなアプリケーションには、Tic Tac Toe(三目並べ)などのゲームも幾つか付属している。
Square
Twitterの共同創設者であるジャック・ドーシー氏が開発を始めたサービスで、その場でのクレジットカード決済を可能にする(対応するクレジットカードはVisa、MasterCard、Discover、American Express)。Squareを利用するには、イヤフォンジャックに差し込む切手大のカードリーダーが必要だが、これは開発元から送られてくる。また、決済を行うには、無線ネットワークに接続する必要がある。ドーシー氏によると、SquareはPCI(Payment Card Industry)レベル1標準に準拠し、顧客データの安全性を確保しているという。
※Squareは国内では入手できない。
Dragon Dictation
iPadのオンスクリーンキーボードに嫌気がさしていないだろうか。このアプリケーションがあればiPadのマイクと音声認識機能を使用して、口述した内容をテキストに変換できる。口述により電子メールやテキストメッセージを入力できるのは30秒間だ。30秒もあれば、かなり長い文章を入力できる。Dragon Dictationはビジネスアプリのランキング上位の常連だが、それももっともな話だ。米TechTargetでiPhoneを使ってテストしたところ、Dragon Dictationの方がGoogle Voiceよりも音声認識の精度が高かったのだ。
Citrix Receiver
チームのIT担当者が街角のスターバックスでラテを待っているとき、サーバの再起動が必要になった──。そんなときにCitrix Receiverがあれば、この担当者はデスクトップにアクセスして必要な操作を実行し、バリスタに呼ばれないうちに全ての処理を完了できる。ただし、当然のことながら、この無償のアプリケーションを利用するには、Citrix Systemsの仮想化テクノロジであるCitrix XenAppまたはXenDesktopが既に導入されている必要がある。
DataGlass Oracle
Citrix Receiverと同様に、DataGlass Oracleでは、仮想プライベートネットワークとファイアウォールを介して、リモートからOracleサーバを参照できる。DataGlass Oracleには、リポートやグラフを作成できるファイル保存およびデータ操作機能が付属しているほか、データをCSV形式でダウンロードして任意のプログラムでこのデータを使用することもできる。
Dropbox
Appleのスティーブ・ジョブズCEOが初代iPadを発表した当時、聞こえてきた最大の不満はUSBポートがないことだった。そのために、データ交換ソフトウェアが値千金の価値を持つことになった。Dropboxに登録すると、スマートフォン、デスクトップPC、ノートPC、そしてもちろんiPadなど、多様なプラットフォームからシンプルなファイル転送システムを利用してデータを交換できる。DropboxはiPadデータのバックアップストレージとして利用すると特に便利だ。必要なデータをドラッグ&ドロップするだけで、自動的にバックアップされる。2Gバイトまで無償で利用できる。
Spotfire
TIBCO Softwareが新たにリリースしたiPad版Spotfireでは、タブレット上でビジネスインテリジェンス(BI)データを処理できる。数字を分析したら、1タップでリポートをWebに発行したりPDFにエクスポートして共有できる。複雑な公式を覚えていなくても、便利なダッシュボードを使って本格的な分析を行ったり、予測分析を実行できるため、Spotfireの魅力が薄れることはないだろう。
古い格言にあるように、人生で最高のものは“プライスレス”だ。優秀なiPadビジネスアプリに関して言えば、この格言が当てはまるケースは多い。経費報告書を書く必要さえないなんて、これ以上良いことはないだろう。
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