2011年03月03日 11時00分 UPDATE
特集/連載

ベンダーサポートへの不安は消えないMicrosoftとGoogle、オンラインサービスの品質保証契約を改善

Microsoftは新しいサポートライフサイクルポリシーを発表、GoogleはSLAを改訂し、ダウンタイム容認の条項を削除した。

[Bridget Botelho,TechTarget]

 米Microsoftと米Googleの両社が2011年1月、オンラインサービスの契約内容を改善し、IT担当者が電子メールや文書をクラウドに移行するインセンティブを高めている。

 Google AppsやMicrosoft Business Productivity Online Suite(BPOS)などのWebベースサービスは、コストを重視し、Microsoft Exchange ServerやMicrosoft SharePoint Server、Microsoft Officeなどの製品をインストールしてサポートする負担を軽減したいと考える企業に訴求する。

 米国の小規模ITサービス企業J-TEKのジェイソン・マカニンチ社長は数年前からGoogle Docsを利用し、2010年はMicrosoftのOffice 365の初期バージョンを試用した。ソフトウェアの現行バージョンを使いたいが「Microsoft Office正規版のために(デスクトップPCの1台当たり)300ドル強の出費を強いられる」(同氏)ことは望まないという企業にとっては、両方とも素晴らしいサービスだと同氏は言う。

 Microsoft製品のオンライン版はIT管理者の業務負担を軽減してくれる。しかしサブスクリプション料金を加算すると、年間の負担は最終的に、社内運用版のソフトウェアライセンス料を上回ることもある。独立系調査会社の米Directions on MicrosoftがまとめたMicrosoftのオンラインサービスに関する報告によると、企業が継続的にサービスを受けるためにはサブスクリプション契約を継続しなければならない。

 「ほとんどはIT管理コスト削減のためにBPOSやGoogle Docsを利用しているが、社内運用版ソフトウェアと同じサポートは受けていなかった」とDirections on Microsoftのアナリスト、ウェス・ミラー氏は述べている。

 この食い違いに対応するため、Microsoftは1月にオンラインサービスサポートライフサイクルポリシーを発表し、社内運用版のソフトウェアと同じ種類のライフサイクルサポートを顧客に提供するとした。

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

この記事を読んだ人にお薦めのホワイトペーパー

Loading

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news095.png

フロムスクラッチ、「b→dash」にGUIで自由にデータマートを作成できる新機能を追加
フロムスクラッチは、マーケティングプラットフォーム「b→dash」において、データウェア...

news077.jpg

電通が学生と企業の共創プロジェクト「βutterfly」を開発、企業向けにスポンサードプランを提供
電通は、顧客企業と学生の協働型プロジェクト「βutterfly」を開始すると発表した。β版...

news040.jpg

「インバウンド」で注目される浅草、訪日外国人観光客で賑わう理由とは?
口コミ時代のWebとソーシャルメディアは最大の武器。最小限の手間で最大の効果を発揮する...