2014年05月21日 08時00分 UPDATE
特集/連載

技術的には一長一短RDBMSの牙城に食い込むNoSQLデータベース

急速な変化に応じてWebアプリケーションをスケーラブルに運用するニーズがWebサービス企業を中心に起こっている。それによって、かつて主流だったリレーショナルデータベース(RDBMS)に代わり「NoSQL」が脚光を浴びている。

[Jack Vaughan,TechTarget]

関連キーワード

NoSQL | SQL | RDBMS | Amazon EC2


tt_aa_6018.jpg

 1922年に自動車メーカーの米Ford Motorの創業者ヘンリー・フォード氏が、こう記したことはよく知られている。「顧客は好きな色の車を買うことができる。それが黒である限り」

 最近まで、ITマネジャーやアプリケーション開発者、ビジネス幹部がデータベース技術を選ぶ際も、同様の限られた選択肢しかなかった。SQLプログラミング言語による操作を前提に構築されるリレーショナルデータベース(RDBMS)が、企業のITや業務システムのエンジンとして支配的な地位にあり、有力な対抗馬は見当たらなかった。

 しかし、状況は変わった。2000年代半ば以降、米Yahooや米Google、米Facebook、米Amazon.com、米eBayといった企業の技術的な取り組みを背景に、SQLの圧倒的な優位性は崩れていった。こうした大手インターネット企業などでは、急速に変化する多様な要件を持つ極めてスケーラブルなWebアプリケーションを運用する必要があることから、主流のRDBMSに代わる選択肢が模索されるようになった。

 これらの試みから、SQLの厳格な開発原則から離れて柔軟でスケーラブルなデータ設計に重点を置いた新しい技術の流れが起こり、ここ数年で大きなうねりとなっている。こうしたデータベースは幾つかの異なる製品カテゴリーに分かれており、さまざまなデータモデルに基づいている。だが、これらはいずれも、強い主張を感じさせる簡潔かつ包括的な用語で総称されている。それが「NoSQL」だ。

この記事を読んだ人にお薦めの関連記事

注目テーマ

ITmedia マーケティング新着記事

news012.jpg

若者の夏休み離れ? 大学生の3割が「夏休みは楽しみではない」――Dpick調べ
Dpickが大学生を対象に「夏休みに関する意識調査」を実施しました。

news128.jpg

就職人気企業の採用担当者が重視するのは「クリエイティビティー」と「デジタルリテラシー」――アドビ調査
アドビ システムズ(以下、アドビ)は、日本に所在する企業の人事担当者を対象とした「新...

news064.jpg

「コードアワード2018」大賞はPerfume出演5G実証実験
D2Cは、デジタルマーケティングの広告賞「コードアワード2018」の最終審査を行い、ファイ...