識者が警告する「今そこにある社内ネットワークの危機」新人担当者もベテランも知っておくべきこと

モバイルやクラウドサービスのビジネス利用が当たり前になってきた時代、ネットワーク担当者が押さえておくべき技術動向と製品について、ガートナー ジャパンのアナリストに聞いた。

2014年08月22日 12時00分 公開
[織茂洋介,TechTargetジャパン]

 テクノロジーの進化はビジネス環境の変化と密接に関係する。それだけに、IT部門の担当者は日々めまぐるしく変わるトレンドを追いかけるのに少なからぬ努力を強いられることになるが、とりわけ変化が激しく、厄介なのがネットワークの領域だ。IT部門に配属されてこの分野を担うことになった新人担当者にしてみれば、何から手をつければいいのか分からないというのが正直なところだろう。

 ベテラン担当者にしても、案外事情は似たり寄ったりかもしれない。企業のネットワーク担当者の仕事が、会社の敷地内にある固定されたデバイスをつないで、それぞれにIPアドレスを付与することで完結していたのは、もはや過去の話でしかない。ガートナー ジャパンでネットワーキングとコミュニケーションを専門とするアナリストの池田武史氏は「今までの延長で、歴史に従って何かを学ぶというだけでは済まなくなっている」と語る。

ネットワークを見る3つの視点

ITmedia マーケティング新着記事

news038.jpg

生活者の生成AI利用動向 10代後半はすでに5割近くが経験――リクルート調査
テキスト型生成AIサービスの利用経験者の割合は若い年代ほど高く、特に10代後半はすでに5...

news108.jpg

今度の「TikTok禁止」はこれまでとどう違う?
米国ではまたしてもTikTok禁止措置が議論されている。これまでは結局実現に至らなかった...