デザイン上の問題点もある
徹底レビュー:iPad Proがさらに輝きを増す「Smart Keyboard」、辛口評価の理由は(1/2 ページ)
米Appleの「iPad Pro」は、ビジネスユーザーのために作られた最初のタブレットだ。その一環として、今までにない試みも行われている。それは、iPadを2-in-1ノートPCに変えるキーボードの設計である。
米AppleがポストPC時代の“新たな旗手”と宣伝する「iPad Pro」。ビジネスユーザーのために作られた最初のタブレットでもあるiPad Proでは、今までにない試みも行われている。iPadを2-in-1ノートPCに変えるキーボードの設計だ。「iPad ProのためのSmart Keyboard」には、入力デバイスおよびiPad Proの12.9インチディスプレイの保護という2つの役割がある。2015年12月現在の価格は、169ドル(日本では税別で1万9800円)だ。
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iPad Proのライバルは? タブレット徹底レビュー
構造とデザイン
Smart Keyboardで大きくて十分なキー間隔がある、薄くて超軽量なアクセサリを作ることをAppleが目指していたのは明らかだった。その結果、iPad Proのカバーとして機能しているときは厚さが1センチ未満だ。重量はわずか350グラム弱で、付属のキーボードとしては最高クラスの薄さを実現している。Appleの「iPad Air 2」用に設計されたキーボードと比較すると、特に軽量というわけではないが、はるかに大きなキーを搭載している。
Smart Keyboardは、Bluetoothを使用しない。その代わり、iPad Proの右側に搭載された新しい「Smart Connector」を使用する。つまり、Smart Keyboardでは充電を気にする必要がなく、Bluetoothキーボードとは違ってiPad Proの起動時に遅延が生じることもない。
欠点は、使用時にiPad Proと接続していなければならないことである。だが、米Microsoftの「Surface Type Cover」や「Surface Touch Cover」のように多くのキーボードカバーでも同様の欠点が見られる。
Smart Keyboardには3つの役割がある。1つはタブレットのディスプレイを保護すること。もう1つは入力や動画の視聴時にモバイルデバイスのスタンドとなること。そして、3つ目はキーボード入力を可能にすることだ。
カバー
Smart Keyboardは、折りたたんでiPad Proの前面にマグネットで装着させることができる。折りたたむと適宜固定される。前述のように、カバーとして機能する場合は比較的スリムだが、Appleのベーシックな「Smart Cover」ほど薄いわけではない。
傷や多少の衝撃からディスプレイを保護することはできるが、あらゆる意味で頑丈に保護されるわけではない。長時間の旅行でiPad Proを持ち歩く場合は、ケースに入れておくのが無難だろう。
スタンド
Smart Keyboardを広げてキーが見えるようにすると、その一部はタブレットを立て掛けるためのスタンドになる。iPad Proの画面をタップしても倒れることがないよう、このスタンドの形状は非常によく維持される。
問題なく使用できるものの、iPad Proは入力中に動いてしまうことが多い。これはタブレットの重さがキーボードスタンドよりもはるかに重く、重心が高くなることに起因する。この問題を解消するには、重いスタンドを使用するほかない。
デザイン上の問題点は、iPadを保持できる角度が1つしかないことだ。柔軟性のかけらもない。ユーザーはノートPCのディスプレイをさまざまな角度で使用できることに慣れている。約70度という角度は妥当だが、もっと傾斜の大きな角度を好むユーザーも間違いなくいるだろう。
Smart Keyboardにはもう1つ仕掛けがある。それは、キーボードがiPad Proの背後にくるようにスタンドを構成することが可能で、角度は約80度になることだ。こうするとiPadのディスプレイはテレビや映画を見るのにちょうど良い設定になる。iPad Proは、テレビや映画を見るのにぴったりだ。
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