SDNフラッシュ
イントラネットのSDN化でセキュリティもお任せ――KDDIが新サービス
KDDIのファイアウォール機能付き広域ネットワーク他、SDNにまつわる注目の製品・サービスの動向をピックアップする。
ネットワークの構成をソフトウェアで定義するSDN(Software Defined Network)は今やITの世界のホットワードの1つ。SDNフラッシュでは、SDNにまつわる製品・サービスの動向を追っていきます。第1回はファイアウォール機能も付いた広域ネットワークサービスや各種SDNソフトウェアなどに注目しました。
KDDIがSDN活用でセキュリティも担う広域ネットワークサービスを提供
KDDIは2014年9月末にSDN技術を活用した広域ネットワークサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」の提供を開始する。ファイアウォールなどのセキュリティ機能を広域ネットワーク自体に持たせることで、ユーザー企業が専用機器を持つことなく、セキュリティリスクに対処できるようにした。また、インターネット接続帯域を自由に変更できる機能も備え、トラフィックの増加に応じた帯域を迅速に確保できる。発表時点では、料金は公開していない(発表:KDDI<2014年6月12日>)。
マクニカネットワークス、OpenStack向けSDNソフトウェアを販売
「クラウドのLinux」とも呼ばれ、仮想サーバ、仮想ストレージ、データベースなどをサービスとして利用できるようにするクラウド環境構築用のオープンソースソフトウェア「OpenStack」。マクニカネットワークスが販売開始する「PLUMgrid OpenStack ネットワーキングスイート」(開発:米PLUMgrid)は、OpenStackを使ったクラウド環境の仮想ネットワークを簡単かつ安全に構築するためのツールだ。監視、分析、トラブルシューティング用のツールを組み込んでおり、仮想ネットワークの運用を効率化できるという(発表:マクニカネットワークス<2014年7月10日>)。
ストラトスフィア、OpenFlowソフトスイッチの商用利用支援サービスを提供
NTTなどが開発したOpenFlow準拠のSDNソフトウェアスイッチ「Lagopus」が2014年7月、オープンソースソフトウェアとして公開された。ストラトスフィアはそれに伴い、通信機器メーカーや通信事業者、ISP、データセンター事業者など向けに、Lagopusを用いた商用サービスの導入から運用までを支援するプロフェッショナルサービスを提供する。サービス内容は、Lagopusの導入に関するコンサルテーションやサーバへの導入など(発表:ストラトスフィア<2014年6月12日>)
新日鉄住金ソリューションズ、SDN採用で研究開発環境構築のリードタイムを5日から1時間へ短縮
新日鉄住金ソリューションズのシステム研究開発センターは、OpenFlowをベースとにNECが開発したネットワーク製品「UNIVERGE PFシリーズ」を活用し、ネットワーク基盤を刷新した。従来は研究開発プロジェクトごとに構築していた物理ネットワークを単一にし、論理ネットワークをプロジェクト単位で設定するようにした。これにより研究開発環境の構築を迅速化でき、従来5日程度掛かっていた環境構築のリードタイムが、1時間程度に短縮。使用後の機器回収漏れが無くなりセキュリティの確保にもつながったという(発表:NEC<2014年7月1日>)
ブロケード、クラウドサービスや通信事業者向けにSDNおよびNFVをサポート
仮想化技術を使ってネットワークの制御機能を汎用サーバ上で実現するNFV(ネットワーク機能仮想化)。ブロケード コミュニケーションズ システムズが発表した「Brocade Vyatta Platform」は、クラウドおよび通信事業者向けに、同社の技術とオープンソース技術を組み合わせて、SDN、NFVの導入、機能オーケストレーションを支援するものだ(発表:ブロケード コミュニケーションズ システムズ<2014年6月27日>)。
Infoblox、オープンソースのSDNソフトウェアスイッチ「LINCX」を無料公開
Infoblox が無料公開したLINCXはフレーム転送などを行うデータプレーンを構成するソフトウェアスイッチだ。市販の物理サーバまたは仮想サーバにインストールすることで動作し、OpenFlowの規格に基づいてプログラミングできる。OpenFlow関連のオープンソースコミュニティである「FlowForwading.org」のWebサイト から無料でダウンロード可能(発表:Infoblox<2014年6月12日>)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社MatrixFlow] 「物流リソース最適化」ガイド:人員・配車・傭車を出庫依頼の確定前に決めきる -
製品資料
[株式会社キーエンス] なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは -
製品資料
[株式会社セールスフォース・ジャパン] 「CRMは設計と無関係」は本当か? PLMとの融合で実現する高速開発 -
事例
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] AIエージェントの時代にどう備える? 「新たな働き手」を支える3要素とは -
製品資料
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] “横並びの自動化”から脱却、AI活用で生産性と競争力を高める秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
法務と開発者で「言葉が通じない」問題 トヨタやソニーが語るOSS管理の真実
-
2
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
3
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
4
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
5
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
6
情シスの約8割が転職や退職を意識 調査で分かった“辞めたくなる最大の理由”
-
7
「結局使わなくなる」Microsoft 365 Copilotを半年で定着 キリンの3施策
-
8
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
9
「中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティ運用実態」に関するアンケート
-
10
情報漏えいはなぜ繰り返されるのか 今すぐ見直すべき「境界」
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
4
財務部門がAIを最大限に活用する方法 無駄のない戦略的リーダーシップへの道
-
5
LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント
-
6
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
7
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
8
生成AIを開発に導入しても効果が見えない? 実証実験で分かった成果と課題
-
9
経産省DX指針から読み解く、受発注業務デジタル化ロードマップ
-
10
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー