会社の電話を“スマート”にする
Skypeでは物足りない御社に「ソフトフォン」のススメ
オフィスの外で働く従業員にとって、ソフトフォンクライアントと携帯電話では、どちらがベストな選択肢だろう? 専門家が語る。
「わが社の従業員の多くは、オフィスで働く時間が短い。そのため、従業員がどこで仕事をしていても自分の電話を使えるように、ソフトフォンの購入を検討している。携帯電話を使う場合と比べて、ソフトフォンにはどのようなメリットがあるだろうか?」
よい質問だが、有益な回答を示す前に、明確にしておきたいことがある。第1に、ソフトフォン(ソフトウェア電話)は物理デバイスではない。第2に、単体の製品として簡単に購入できるようなものでもないということだ。
Skypeにはできないこと
最初に知っておくべきことは、その名称が示すようにソフトフォンはソフトウェアアプリケーションであるということだ。端的にいえば、このアプリケーションはブロードバンドに接続されたPCなどの端末を机上の電話と同じように使えるようにするものである。当初、ソフトフォンはPC向けに開発されたが、モバイルブロードバンドの発達により、今日ではスマートフォンやタブレットにインストールすることも可能になった。
ただ、基本的にソフトフォンは、ネットワークに接続された端末を机上電話の延長として利用しようというものだ。ソフトフォンは電話の受発信だけでなく、発信者ID、通話転送、電話会議、保留など多様な機能を提供する。今日、インターネット上には「Skype」や「Google Talk」などさまざまな無料電話サービスも存在するが、これらにそうした機能はない。また、日常のビジネスに利用できるほど通話品質や信頼性が高いとはいえない。
既に市場には、名の知られたカナダのCounterPathをはじめ、幾つかソフトフォンクライアントが登場している。無料の製品もあるが機能的に制限がある。有料の製品もすぐ購入可能だ。それらの多くは、ソフトフォンクライアントに各種の通信アプリケーションを加え、月額サービスプランを組み合わせた料金体系となっている。そのため、導入コストについては簡単には答えられない。高品質のソフトフォンを利用したいのなら周辺機器にもそれなりの投資が必要だ。主にハンドセットやスピーカーなどである。
ビジネスシーンにおいて携帯電話は便利だが、会社の電話システムと統合化されていないし、顧客にプロフェッショナルなイメージを与えることもできない。ソフトフォンはこうした問題に応えるだけでなく、豊富な機能により、従業員の生産性を維持することが可能になる。
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