市場動向からUC連動のヘッドセットまで
「ユニファイドコミュニケーション」2018年最新動向、成長はまだ続くのか
ビジネスの意思決定スピードを向上させるため、もしくは従業員同士のコラボレーションを促進するためにユニファイドコミュニケーションは欠かせない。最新の市場動向を見てみよう。
ユニファイドコミュニケーション分野の最新ニュースは3つある。順に紹介しよう。
見通しが好調なUC、UCC市場
ユニファイドコミュニケーション(UC)およびコラボレーション(UCC)のグローバル市場は、クラウド技術、テレフォニー(電話通信)基盤およびモバイルデバイスによってけん引され、今後数年間で大幅に成長するとみられる。
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調査会社Global Market Insightsの報告書によると、UCC市場は2017年から2024年にかけて毎年9%以上の成長が見込まれる。2016年には、UCC市場規模は270億ドル以上と推定されていたが、2024年までには、570億ドルを超えるという予想だ。
クラウドをベースにしたUCC市場は、さまざまな事業分野にわたり2017年から2024年にかけて好調な伸びを見せるだろう。特に、オンプレミスとクラウドサービスを融合させるハイブリッド型のUCC基盤は、企業への導入が拡大するはずだ。
報告書では、企業がリアルタイム通信を実現するためにテレフォニー基盤を大規模導入するとして、UCC市場のシェアを2024年までに25%以上拡大すると予想する。IP電話は、アナログ電話にはない付加価値を提供し、従来の電話サービスよりもコストが低いため、既存の電話市場よりも大きなシェアを占める、と述べている。
モバイルデバイスの普及と世界的な規模でのBYODでの業務(私物デバイスの利用を許可する業務)が増加すれば、UCC市場の成長は促進される。UCC技術はBYODのポリシーを適用してモバイルデバイスと通信可能にする。BYODでの業務は、企業がハードウェアとサービスのコストを削減するのにも役立つ。
UCCベンダーの間では、M&A(買収や合併)も話題だ。世界的に影響力を拡大し、市場シェアの獲得および統合を実現するための重要な手段となるという。
グループ間メッセージング基盤「Wrinkl」を発表
ビジネス用メッセージング(チャット、電話など情報通信基盤)市場は、さらに活発だ。新しいグループ間メッセージングサービスを提供するWrinklが、同名のメッセージングサービスの提供を始めた。「Wrinkl」は電子メールとグループチャットの弱点を克服することを目標にしている。
Wrinklは、グループ間メッセージングの即時性と電子メール機能を組み合わせ、アプリケーションごとにメッセージが分断されてしまう「断片化」の数を削減する。ユーザーは1カ所に会話を保存、記録する仕組みを構築できる。Wrinklには以下の機能がある。
- 「サイドバー」は、より大きなグループでの会話中でも、1対1で会話できる非公開のコミュニケーションの場を提供する
- 電子メールとの統合により、ユーザーはWrinkl内で電子メールを送受信できる。応答は、グループ内であっても、受信者にのみ公開であるが、必要であればグループとも共有することができる
- ユーザーはリストにメッセージを追加できる。このリストには、ToDoリストやその他、管理すべき項目が含まれる
- 会議をしながらアンケートを作成できる。アンケートには会議のグループ外の人も参加できる。アンケートの結果は取得するたびにWrinklがグループ化してまとめる。最終結果は、グラフ化され、視覚化したデータとして詳細な分析に利用できる
WrinklはPC端末でダウンロード可能で、他にもGoogleのAndroidアプリストア「Google Play」とAppleのiOSアプリストア「App Store」からもダウンロード可能だ。
米Plantronics、UC互換のヘッドセットをリリース
音響機器を扱うPlantronicsは、2018年1月にBluetoothイヤーバッド付きネックバンドヘッドセットの「Voyager 6200 UC」を発表した。Voyager 6200 UCは、アクティブノイズキャンセル機能とUCアプリケーションを統合したことが特徴だ。
このヘッドセットは、Plantronicsの企業向け用ヘッドセット「Voyager」シリーズに追加され、製品の選択肢がより充実したものとなる。このヘッドセットは「Microsoft Skype for Business」の認定を受けており、ユニファイドコミュニケーションアプリである「Cisco Jabber」「Microsoft Teams」などと互換性がある。
Voyager 6200 UCは「Plantronics Manager Pro」で管理できる。Plantronics Manager Proは権限設定やソフトウェアのバージョン管理、デバイスの不具合の察知や在庫管理もできる。IT部門担当者はPlantronics Manager Proでデバイスをまとめて管理できる。適切な管理のおかげで「使いたいときに使えない」といったことも事前に防止するため、利用者の体験(ユーザーエクスペリエンス)を向上させることもできるだろう。
他の特徴としては、ワイヤレス通信距離最大30メートル、連続通話時間は最大9時間、待機時間は16時間となっている。ネックバンドは着信時、またはアラート時に振動する。ペアリングは最大8台のデバイスまできる。同時接続は2台まで可能だ。
Voyager 6200 UC自体はPlantronicsの販売代理店経由で購入できる。カラーはブラックとサンドの2種類を選べる。
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