壊れるSSDと上手に付き合う【第4回】
「突然のSSD故障」を回避するベストプラクティスはこれだ
「SSD」の自己診断機能を使うことで、SSDの故障に事前に対処できる可能性がある。それを実現するには、どのような方法を取ればいいのか
「SSD」には寿命があるため、使い込んでいれば突如として使用できない事態がやってくる可能性がある。幸いにもSSDには「S.M.A.R.T.」(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)という自己診断機能があるが、これを有効に生かすにはこつが要る。どうすればいいのか。
「故障しそうなSSD」を見逃さなくなる“余命診断”の方法
併せて読みたいお薦め記事
連載:壊れるSSDと上手に付き合う
「SSD」利用のベストプラクティス
SSDの故障はIT管理者やエンドユーザーにとっては不安の種だ。「S.M.A.R.T.属性」を把握すれば、それほど心配することはない。S.M.A.R.T.属性はSSD内部の状態を知るためのさまざまな統計情報だ。ただしS.M.A.R.T.属性を把握するには、多少の労力が必要になる。
S.M.A.R.T.属性の標準はないため、その仕様はSSDの製品によって異なる。各ベンダーは、独自の属性リストを持っている。同じベンダーの製品の中でも、属性リストが異なっている場合もある。そのためS.M.A.R.T.属性を利用するIT管理者やエンドユーザーは、使用するSSDのS.M.A.R.T.属性について十分な知識を持って、状態の把握に努める必要がある。
データセンターにおいては、膨大な数のSSDが使われる傾向にある。そのため、いったんSSDのS.M.A.R.T.属性についての知識を獲得すれば、それを基にデータセンター内のSSDの状況を広く効率的に取得する仕組みを構築できる。エンドユーザーがPC内蔵SSDのS.M.A.R.T.属性を把握するためにも、そのための適切な読み取り方法やツールを見つけなければならない。
SSDのS.M.A.R.T.属性を読み取るには、そのために設計された専用ツールを使うのが簡単な方法だ。例えばIntelやKingston Technologyが専用のツールを提供している。
無償で利用できるツールも存在する。ただし前述の通りで、S.M.A.R.T.属性はベンダーによって違いがあるため、数値としてSSDの状態を正しく反映しないことがある。SSDベンダーであるMicron Technologyは、全てのツールを信用することはできないという理由から、自社のSSD製品用のツールを提供している。他のSSDベンダーも同様に、基本的には専用のツールを用意している。
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 先取りITトレンド
米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
技術文書・技術解説
[Jamf Japan 合同会社] MDMだけでモバイルセキュリティは十分? 不足する対策を16項目でチェック -
事例
[Wrike Japan 株式会社] 世界的な家電メーカーが実践する「クリエイティブプロセス効率化」の方法とは? -
事例
[Wrike Japan 株式会社] 世界的テクノロジー企業に学ぶ、プロセス標準化とプロジェクト納品自動化の秘訣 -
事例
[Wrike Japan 株式会社] ソニー・ピクチャーズ テレビジョンに学ぶ、次世代サービスデリバリーのヒント -
事例
[Wrike Japan 株式会社] ソミック石川に学ぶ、ICT浸透後に直面した「工数管理」の課題と解決策
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「Microsoft 365」が乗っ取られる 跡形もなくMFAを破る手口
-
2
「企業内サーバ環境の利用実態」に関するアンケート
-
3
AI全部入り「Microsoft 365 E7」に企業が二の足を踏む訳 移行意向はわずか4%
-
4
「VMware離れ」は本当か 3000社がVCF 9にかじを切った現実的な理由
-
5
エンジニアが選考を辞退する本当の理由 7割が隠す“面接の違和感”とは
-
6
脱VMwareの前提が崩れる BroadcomのVDDK公開停止で確認すべき点
-
7
【基本情報技術者試験】「デュプレックスシステム」と「デュアルシステム」の違いは?
-
8
「AI活用を前提とした業務PCへの移行」に関するアンケート
-
9
「データストレージの活用方法」に関するアンケート
-
10
AWS障害でも補償ゼロの衝撃 サイバー保険で情シスが見落とす「細則の壁」
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
生成AIのハルシネーションを防止 回答精度を高めるセマンティックレイヤーとは
-
2
5回聞くだけじゃ足りない? トヨタ式「なぜなぜ分析」の正しい実践方法
-
3
AIエージェントで多様な日常業務を効率化するための入門ガイド
-
4
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
5
「脱Excel」か「Excel快適化」か? 現場にやさしい業務改善の進め方
-
6
マンガで解説:「ゼロトラスト」「SASE」の必要性とメリット
-
7
5分で分かる「セキュア大容量ファイル転送サービス」の機能とメリット
-
8
情報セキュリティ対策早分かりガイド:25の自社診断で弱点と解決策を理解
-
9
国税庁の次世代基幹システム「KSK2」稼働開始に向けて、対応すべき変更点とは?
-
10
AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー