「リモート採用」を成功させる12個のヒント【第2回】
“アバウト求人票”はアウト 「リモート採用」に失敗しないための勘所
コロナ禍でリモート採用が広がりつつある一方、慣れない取り組みに不安を覚える人事部門もあるだろう。リモート採用を成功させるために、人事部門がまず確認すべきヒントを紹介する
“The show must go on”(さまざまな問題に見舞われてもやめてはいけない)という古い格言がある。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)に見舞われている今こそ、人事部門にとって採用プロセスをオンラインで進める「リモート採用」に関する経験を積み、活動のベストプラクティスを生み出せる好機だ。連載第1回「人事部門が『リモート採用』を無視できない“切実な理由”」に続く連載第2回となる本稿は、リモート採用を成功させるための12個のヒントのうち、4つを紹介する。
ヒント1.よく分からない肩書を求人票に書かない
「求人票では仕事の内容が重要だ」と話すのは、Webサイトの被リンク(バックリンク)監視ツール「Link Tracker Pro」を開発するIG Marketingの創設者、イスラエル・ゴーデット氏だ。同社は完全テレワーク制を取っており、採用活動も全てリモート採用に移行させた。
求人票に記載する必須要件は「明白かつ分かりやすくすることが大切だ」とゴーデット氏は指摘。完全テレワークの仕事なのか、オフィス勤務もありなのかを示し、勤務時間帯を明記することを勧める。
ヒント2.求人票に職務内容をより詳しく説明する
「業務内容を紹介する欄で、どのような専門性を求めるかを明記しなければならない」と、採用専門家のアンドリュー・リンチ氏は語る。リンチ氏は海外勤務を希望する教員向けの英国の求人掲示板「Teaching Abroad Direct」でディレクターを務める。
ヒント3.テレワークを希望する人を探すための採用ルートを確保する
「採用ルートを確保するには、まず自社ブランドをオンラインで認知させなければならない」とゴーデット氏は語る。応募者が求人内容を知るための情報源は、一般的には各社の公式Webサイトだからだ。
ゴーデッド氏は、テレワーク希望の応募者が集まりやすいテレワーク専用求人サイトの活用も勧める。「対象者を見誤って時間を無駄にしないよう、テレワーク可能な求職者のみを対象に採用活動をする意味はある」と同氏は語る。
ヒント4.勤務地のニーズを見直す
テレワーカーを雇用すれば確かに人材プールは広がる。ただし実際には勤務地の近くに住む人材の方が望ましい場合もある。テレワーク前提でも時々オフィス出勤を求めたり、最終的にオフィス勤務とテレワークが混在する勤務体制に変えたりする計画があるのであれば、計画に合わせて雇用するのがビジネス上、理にかなっている。
学習塾を運営する企業Cardinal Educationで人事、運営、私立学校の試験部門の管理コンサルタントを務めるバネッサ・ファン氏は、まずは近隣に住む候補者から募集を始め、同時に別の地域にも募集を広げていくことを勧める。ファン氏によると、遠方に住む応募者へのアピールを強めるには、自社が提供できる移住に関する福利厚生について応募者と話し合えるようにしておくことが大切だ。
連載第3回「『リモート採用』成功の手段とは? オンライン採用イベントからWeb会議まで」は、残りの8つのヒントのうち4つを紹介する。
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