「パスワードのない世界」でクラウドを守る――注目されるオープン規格セキュリティ強化に向けた選択(1/2 ページ)

パスワードによるユーザー認証は、多くの問題に見舞われた長い歴史がある。本稿ではセキュリティの専門家が、クラウドでのユーザー認証にまつわる悩みが各種のオープン規格によってどう解決できるのかを解説する。

2015年09月16日 12時00分 公開
[Rob ShaplandTechTarget]
画像 FIDO公式サイト《クリックで拡大》

 クラウドサービスは企業にとって評判の良い効果的な選択肢であることが実証されている。だが、人気が高まるにつれて、クラウドサービスがハッカーの標的になることも増えている。

 多くのクラウドサービスプロバイダーは、ユーザー名とパスワードの組み合わせを利用してユーザーを認証している。これは、他のサービスでも同様だ。この方法の問題点は、無防備なユーザーがフィッシング攻撃の標的になりやすいことである。

パスワードによる認証はもう限界

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