ホワイトペーパーレビュー
仮想化/クラウド化するストレージ技術が分かる3つのホワイトペーパー
本稿では、TechTargetジャパンのホワイトペーパーダウンロードセンターに登録されているホワイトペーパーの中から「仮想化・クラウド化に関するストレージ技術」を解説した3つのコンテンツを紹介する。
Googleのストレージ基盤の仕組みを紹介
動画や画像といった非構造化データが急激に増加している。特に、デジタルカメラやスマートフォンなどに個人がさまざまなデータを保持する時代となった。それらのデータは動画共有サイトなどにアップロードされたり、友人間で交換し合うなどのコピーを繰り返すことでさらに増殖する。
このホワイトペーパーでは「大量の非構造化データの保存には、従来のNASやSANなどの高性能ストレージは最適とはいえない」とし、安価で大容量のストレージを実現する方法として「クラウドストレージ」の活用が今後進むと説明。その上で、ストレージをクラウド化する技術として「分散ファイルシステム」の仕組みを解説している。
一般的なファイル共有の手法であるNFSやCIFSなどでは、サーバ1台にマウントするクライアント数の増加によってサーバ負荷が増大し、I/Oスループットが低下する。分散ファイルシステムによって、複数のサーバで名前空間の共有をすることで、より大容量のデータを高速に取り扱うことが可能になり、パフォーマンスや利便性を実現するという。
また、大規模な分散ファイルシステムを活用例として、Googleのストレージ基盤である「Google File System」の仕組みを紹介。さらに、クラウドストレージ普及の課題についても考察している。
サービスレベルの最適化を図るストレージ自動階層化技術
IT予算の70%がその維持・運用コストに割かれているといわれる中、企業システムではサービスレベルを維持しながらコストを削減する必要に迫られている。サーバにおけるコスト削減の手法として、1台の物理マシンに複数のサーバを搭載する「サーバ仮想化」の採用が進み、次に注目が集まっているのが「ストレージの仮想化」だ。
このホワイトペーパーでは、EMCが提唱するストレージ自動階層化技術「FAST(Fully Automated Storage Tiering)」の機能と特徴、導入効果などを解説している。自動階層化とは、情報を利用率に応じて最適なドライブに保存することを意味している。FASTを活用すると、サーバ仮想化における自動最適化の仕組みをストレージにも適用できるという。
ストレージベンダー各社は、ストレージ仮想化だけでなく、自動化を促進させる技術を搭載したシステムを提供し始めている。ストレージ管理の自動化は、仮想化と共に今後注目すべき技術の1つだ。
重複排除技術の仕組みとその効果
TechTargetジャパンでは2010年5月に「ストレージ製品/ソリューションの利用状況に関する読者調査」を実施した。その中で、ストレージ関連技術として注目が集まっていたのが「データ重複排除技術(データデデュープ)」だった。導入済みと回答した読者は全体の2.5%だったが、回答者の3割近くが導入予定や検討段階にあるという状況だった。
このホワイトペーパーでは、クアンタムが特許を取得したデータ重複排除技術の仕組みを簡潔に解説している。また、データ重複排除技術は特に「セカンダリストレージやデータバックアップ、仮想サーバ環境のデータ保護といった、既に保管されているデータに対して重複部の多いデータを何度も追加して書き込む用途に適している」という。さらに、従来の単純なディスクバックアップと比べて10~50倍のデータ削減効果が得られると説明している。
今回紹介したホワイトペーパー以外にも、ホワイトペーパーダウンロードセンターでは、技術文書や製品資料、事例紹介などプロジェクト管理に関するホワイトペーパーを掲載している。ぜひダウンロードしてご活用いただきたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[NTTPCコミュニケーションズ株式会社] 「回線速度不足」だけが原因ではない? Web会議の遅延を解決する方法とは -
製品資料
[東京エレクトロン デバイス株式会社] 工場の可用性向上に重要な「7つの領域」と対策 OTセキュリティ強化の基礎知識 -
製品資料
[リコージャパン株式会社] 問い合わせ対応で本来の業務が進まない、総務や情シスの負担をどう減らす? -
製品資料
[リコージャパン株式会社] 自社データから高精度な回答を生成、簡単に生成AIチャットボットを構築する方法 -
技術文書・技術解説
[アトラシアン株式会社] IT運用や従業員サポートは生成AIでどう変わる? 使い方や導入の流れは?
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
全社標準Copilotに絶望? MS Copilotで問い合わせ6割減できた企業は何が違った
-
2
脱VMwareの前提が崩れる BroadcomのVDDK公開停止で確認すべき点
-
3
「Copilot」はなぜ放置される? “議事録要約止まり”を脱する処方箋
-
4
IT製品の導入に関するアンケート「サーバ&ストレージ」編
-
5
OpenAIが叫ぶ法規制の裏で 情シスが今すぐ固めるべきAI防衛策
-
6
AIエージェント導入を急ぐな 先行企業が「データ基盤」を優先する理由
-
7
ITエンジニア1265人調査 生成AIを使い込むほど「人の確認」が重い理由
-
8
高額GPUが遊んでいるのはなぜ? AIインフラを襲う根深い「データ待ち」問題
-
9
「企業内サーバ環境の利用実態」に関するアンケート
-
10
MS&ADグループの目指す「AX」の全貌 本山CDOが語る変革の本質
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
5回聞くだけじゃ足りない? トヨタ式「なぜなぜ分析」の正しい実践方法
-
2
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
3
生成AIで文書活用を進めるには? 効率化と安全性をどう両立する
-
4
Windows PCとMacの選択制で生産性向上 LINEヤフーが実践する運用管理方法とは
-
5
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
6
国税庁の次世代基幹システム「KSK2」稼働開始に向けて、対応すべき変更点とは?
-
7
「スクラム」と「カンバン」の違いとは? アジャイル型開発手法を徹底比較
-
8
AI時代に成功するための「ナレッジマネジメント」ベストプラクティス
-
9
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
10
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー