教育ITニュースフラッシュ
近畿大学が決めた「紙の願書廃止」の影響は? 新入生に調査
専修大学のIT教育の取り組みから、ECのノウハウを教える楽天のEC授業の最新状況まで、注目の教育IT関連ニュースをお届けします。
教育機関のIT導入事例、教育機関向けの新製品に関するニュースを紹介する教育ITニュースフラッシュ。専修大学が始めた学生向けIT教育の事例から、楽天が学校向けに実施するEC授業の最新状況まで、さまざまなニュースがありました。
“紙願書廃止”の近畿大学、ネット出願の使い勝手を調査
2014年度の入学試験から原則として紙の願書を廃止し、インターネット出願に一本化した同大学。入学検定料を従来の紙の願書の3万5000円から3万2000円へと3000円値引きするなど、受験生の負担軽減を狙ったネット出願への一本化だが、その使い勝手はどうなのか。2014年度の1年生にアンケート調査をしたところ、インターネット出願は「簡単だった」と答えたのは77.8%(有効回答数5775人)で、「難しかった」と答えたのは8.8%にとどまった。一方で「他人が入力したので分からない」との回答も13.4%あったという。利用した端末は、「自宅のPC」が68.9%(有効回答数5792人)でトップ。「高校や予備校のPC」(13.0%)、「スマートフォン」(9.8%)が続いた(発表:近畿大学<2014年6月19日>)。
商品のブランディングでIT知識を習得、専修大学が新演習開始
まずは同大学ネットワーク情報学部の2年生120人を対象に実施する。同学部の「『飲む』体験のデザインと商品企画」という必修科目の演習で、学生にデジタルコンテンツやWeb制作のスキルを体得してもらう。学生は地サイダーを題材とした架空の新商品ブランドを考案し、ブランドを際立たせるためのデザインやプロモーションの立案、Webサイト構築などに取り組む。企画立案の要素を織り交ぜることで、IT知識と問題解決能力を同時に高めたい考えだ。演習の実施期間は2014年6月2日から同年7月22日まで。デジタルマーケティング事業のアイ・エム・ジェイが講師を派遣し、学生が考えたアイデアの具現化や販売促進まで支援する(発表:アイ・エム・ジェイ<2014年6月17日>)。
高校生がECを学ぶ「楽天IT学校」、21都県25校で実施
楽天は2008年度から毎年、主に商業高等学校を中心に、電子商取引(EC)に関するノウハウを教える授業「楽天IT学校」を実施している。高校生のECに関する知識向上が目的。2014年度は、実施校を2013年の15校から拡大し、21都県25校とした。楽天IT学校は、同社のインターネットショッピングモール「楽天市場」の出店者向けに開校する講座「楽天大学」を高校生向けに内容をアレンジした授業だ。生徒は職場訪問や販売戦略の立案から、Webサイトを使った売り場の構築、実際の販売までを実践を通して学ぶ。最終的に生徒は、楽天市場の出店者が集まる「楽天新春カンファレンス」でプレゼンテーションをして、実際の出店者からの評価を受けるという。同社は、楽天IT学校の参加校を全国46都道府県にまで広げたい考えだ(発表:楽天<2014年6月17日>)。
修学旅行支援に特化したサービス、琉球ネットワークサービスが提供
システム開発の琉球ネットワークサービス(沖縄県那覇市)は2014年秋に、修学旅行前の事前計画や現地での安全管理を支援するサービス「シーサーくん」を販売開始する。修学旅行先の歴史や自然といったテーマ別の学習機能を備えた専用サイトを用意する他、コース設定など旅行計画の作成機能を備え、学習者の事前計画を支援する。GPSを搭載したタブレットも提供。教員向けには修学旅行中に生徒や他の教員の現在地を確認する機能、学習者向けには見学スポットに近づくと関連するクイズを表示し、正解数を班ごとにランク付けする機能などを用意する。価格は現時点では未公開(発表:琉球ネットワークサービス<2014年6月16日>)。
小中学生に英語、数学、プログラミングを教えるeラーニングサービス
eラーニングシステム構築のレゾナント・ソリューションズ(東京都渋谷区)は2014年6月16日、主に小中学生を対象した英語や算数/数学、プログラミングのeラーニングサービス「ドットエリート」を提供開始した。主に学習塾や英語スクールなどに訴求し、教室での学習と組み合わせた利用を想定する。学習者はインターネット経由で教材を使った学習やテスト、宿題提出などができる。オンラインサービスとしての提供に加え、要望に応じてオンプレミス形式でも提供する。システム基盤には、オープンソースの学習管理システム(LMS)である「Moodle」を利用している。料金は5ユーザーで月額1万6200円程度(発表:レゾナント・ソリューションズ<2014年6月16日>)。
佐賀県立高校のタブレットに入った電子辞書、Windowsストアで販売
イーストは2014年6月17日、「Windows 8/8.1」向けのアプリストア「Windowsストア」で、電子辞書アプリ4種を販売開始した。販売したのは、三省堂の同名辞書を電子化した「新明解国語辞典 第七版」「ウィズダム英和辞典 第3版・和英辞典 第2版」「三省堂 全訳読解古語辞典 第四版」、大修館の同名辞書を電子化した「新漢語林 第二版」の4種。新漢語林 第二版を除く3アプリは、2014年春から佐賀県立高等学校の新入生全員の約7000人が利用しているWindowsタブレットに導入されている。価格はウィズダム英和辞典 第3版・和英辞典 第2版が2900円(価格は全て税込)、他のアプリは1900円(発表:イースト<2014年6月20日>)。
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