教育ITニュースフラッシュ
大阪大学が構築、“5000万ピクセルの3Dディスプレー”は何に使うのか?
東京工科大学の学生が開発したデジタルサイネージから、立命館小学校で始まったプログラミング講座まで、注目の教育IT関連ニュースをお届けします。
教育機関のIT導入事例、教育機関向けの新製品に関するニュースを紹介する教育ITニュースフラッシュ。東京工科大学の学生が開発した、学生向けの情報提供機能を持つデジタルサイネージの導入事例から、立命館小学校が同校の児童向けに始めたプログラミング講座まで、さまざまなニュースがありました。
大阪大学サイバーメディアセンター、巨大3Dディスプレーを構築
計算結果を立体的に表示する3次元(3D)ディスプレーを、同大学の吹田、豊中キャンパスと、うめきた拠点(大阪市北区)に導入した。豊中キャンパスに導入した「24面フラット3Dディスプレイ」は、50インチのフルHD(1920×1080ピクセル)ディスプレーを24台使った、約150度の水平方向の視野角、約5000万ピクセルの巨大ディスプレーである。スパコンを使った大規模計算の処理結果を分かりやすく表示することで、学内外での研究結果の理解促進や知見の創出につなげたい考えだ。サイバネットシステムがディスプレーを構築。映像処理に伴う大規模計算に利用するサーバやストレージなどのリソース管理システムは、NECが構築した(発表:NEC<2014年6月2日>)。
東京工科大学、学生が開発したデジタルサイネージを導入
同大学メディア学部の学生が開発中のデジタルサイネージ「Campus-i(キャンパス・アイ)」は、学生証を専用リーダーにかざすと、各学生の興味に沿ったサークルや就職の情報、地域の商店街の情報などを表示する機能を持つ。タッチパネルや音声認証機能、スマートフォン/タブレットへの情報転送機能も備える。2014年4月に八王子キャンパスに試験導入したデジタルサイネージに、上記の機能を順次実装する。同学部は併せて、デジタルサイネージ導入支援のファン・ファクトリー(東京都八王子市)の協力で2010年から実施中のデジタルサイネージ関連の演習を拡充。ITリテラシー教育の軸としたい考えだ(発表:東京工科大学<2014年6月4日>)。
名城大学の「スマートICT大学」構想が始動
NTT西日本と共同で、2014年6月にオープンする「ナゴヤドーム前キャンパス」や既存キャンパスのIT環境整備を進める。具体的には、ICタグで蔵書を管理し、タブレットでの電子書籍閲覧や利用履歴も管理可能にした「電子図書館」の開設、学生の入学前から卒業後までの情報を管理する「エンロールマネジメント」の構築などに取り組む。また、次世代無線LANの他、NTT研究所が研究・開発中の製品や技術の実証実験も併せて実施する。同大学は、競争力の強化や教育・研究体制の構築に当たってIT環境整備を重要施策として位置付けており、今回の構想具現化もその一環だ(発表:名城大学、NTT西日本<2014年6月4日>)。
武蔵野美術大学、女子栄養大学がネット寄付金を相次ぎ開始
女子栄養大学や香川調理製菓専門学校などを運営する香川栄養学園(東京都豊島区)は2014年6月2日に、武蔵野美術大学(東京都小平市)は同月3日に、インターネット経由での寄付金の受け付けを開始した。寄付希望者は、専用サイトでクレジットカード番号など必要情報を入力するだけで寄付ができる。香川栄養学園、武蔵野美術大学ともフューチャーコマース(京都市下京区)のインターネット寄付金収納サービス「F-REGI(エフレジ)寄付支払い」を使ってシステムを構築した。寄付をしやすくすることで、教育研究施設の拡充を進めたい考えだ(発表:香川栄養学園、武蔵野美術大学、フューチャーコマース<2014年6月2日、3日>)。
立命館小学校、児童向けプログラミング講座を実施
Microsoftのタブレット「Surface」を高学年の授業で利用するなど、IT活用を進める同校。IT人材の育成や輩出を目指し、児童向けに本格的なプログラミングを学ばせることにした。2014年4月からは、サイバーエージェント子会社で小学生向けのプログラミング教室を運営するCA Tech Kidsの協力を得て、放課後の課外活動としてプログラミング講座を毎週木曜日に開催。約20人の児童が、ビジュアルプログラミング言語「Scratch」などを用いたプログラム開発を学んでいる。夏季休暇中の同年7月30日~8月1日には、初心者向けのプログラミングキャンプを開催し、「HTML」「JavaScript」などを用いたWebアプリケーション開発を児童に学んでもらう(発表:CA Tech Kids<2014年5月30日>)。
小中9年にわたって学習者情報を管理、内田洋行が校務システムを強化
内田洋行が、教育委員会や自治体向けに提供する校務システム「ウチダ校務支援システム デジタル校務」を機能強化した。新たに搭載した「個人カルテ」機能は、小中学校の9年にわたって、成績などの学力情報や生活情報、アレルギー情報まで、学習者に関する情報を統合管理できる。小中一貫校の増加を受け、学習者の情報を小中学校の9年にわたって把握したいというニーズの高まりに応えた。同システムはオンプレミス型またはオンラインサービス型で利用可能。価格は1校当たり年額15万円(税別)から。有償オプションとして、タブレットから校務システムへ学習者の出席情報を登録できる「タブレット対応出席管理システム」を用意する(発表:内田洋行<2014年6月5日>)。
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