「サーバ&ストレージ」ニュースフラッシュ
オールフラッシュアレイのリリースラッシュが到来した2015年6月(1/2 ページ)
主要ベンダーが相次いで新製品/サービスをリリースした2015年6月。今回は、ストレージに関連する最新のニュースをお届けします。
サーバ、ストレージの新製品や導入事例を紹介する「サーバ&ストレージ」ニュースフラッシュ。2015年6月は、ピュア・ストレージ、日本ヒューレット・パッカード(HP)、EMCジャパンなどオールフラッシュアレイを提供するベンダーが新製品を発表した月でした。また、ティントリジャパンやNimble Storageが仮想マシン(VM)単位での詳細な性能を監視・分析する機能を追加するなどのニュースがありました。
併せて読みたいお薦め記事
オールフラッシュストレージに関する記事
SDS/ストレージ仮想化に関する記事
VM単位のQoS制御を可能にする最新OSを発表、ティントリ
ティントリジャパンが自社ストレージ「Tintri VMstore」に搭載するOSの最新版「Tintri OS 3.2」を発表した。Tintri OS 3.2では、VM単位でIOPS(1秒当たりのIO数)の下限値と上限値を設定できるQoS(サービス品質)制御機能を搭載する。優先して稼働させるべきVMの処理遅延の低減を可能にする。また、オプションソフトウェア「SyncVM」の販売を開始。規模やサイズにかかわらずVM1台当たり数分でコピーができ、アプリケーション開発やテスト工程の工数削減に役立つという。さらにVMを以前の任意の状態に復旧する「タイムトラベルリカバリ」機能を提供。管理者は以前取得したスナップショットのバージョンを選択するだけで、最適なリカバリーポイントでVMを復旧できる。SyncVMの参考価格は138万円(税別、以下同)から(発表:ティントリジャパン<2015年6月4日>)。
オールフラッシュストレージアレイの新機種、ピュア・ストレージ
ピュア・ストレージ・ジャパンはオールフラッシュストレージアレイの新機種「FlashArray//m」を発表した。3Uサイズの筐体を採用したFlashArray//mでは、新型のNVRAM(不揮発性RAM)モジュールを採用。旧世代のFlashArray製品と比べ、パフォーマンスで最大50%、密度で2.6倍、1Tバイト当たりの電力効率で2.4倍の向上を実現したという。ストレージコントローラーは最大実行容量120Tバイトの「//m20」、同250Tバイトの「//m50」、同400Tバイトの「//m70」の3モデルを用意。1アレイ当たり最大4シェルフまで拡張できる。
また、同社はストレージを長期間利用するためのサポートモデル「Evergreen Storage」を発表。その1つである「Forever Flash」プログラムでは、保守サービス内で3年ごとにコントローラーのアップグレードを無料で提供する他、フラッシュを含む全てのコンポーネントを継続的に保証するという(発表:ピュア・ストレージ・ジャパン<2015年6月9日>)。
エントリー向けSANの新製品を発表、レノボ・ジャパン
レノボ・ジャパンがSAN(Storage Area Network)ストレージ製品のエントリーモデル「Lenovo Storage S2200」「Lenovo Storage S3200」を発表した。2Uサイズのラックマウント型で、12および24ドライブを内蔵する構成を取る。シングル/デュアルコントローラーで制御する。また、S2200は最大96ドライブ、S3200は最大192ドライブまで搭載可能。頻繁にアクセスされるデータをより性能の高いドライブへ5秒ごとに自動的に移動するデータ階層化機能「Intelligent Real-Time Tiering」を搭載。その他、シンプロビジョニングやスナップショットなどの機能を備える。販売価格は98万円(税別)から(発表:レノボ・ジャパン<2015年6月9日>)。
データ保護製品群のラインアップを強化、EMCジャパン
EMCジャパンがデータ保護製品群のラインアップを強化。重複排除バックアップストレージの新製品「EMC Data Domain DD9500」やデータ保護ソフトウェア製品群「EMC Data Protection Suite 2015」などを販売開始した。DD9500は1.7P(ペタ)バイトの容量を備え、毎時最大58.7Tバイトの処理性能を誇る。また、小規模環境向けバックアップストレージ「DD2200」も提供する。DD2200は、2Uの筺体サイズで最大4Tバイトの実効容量を持つ。DD9500が個別見積もり、DD2200の4Tバイトが112万5000円(税別)から。
Data Protection Suite 2015は、クラウド環境へのバックアップを可能にする「CloudBoost Connector」や、バックアップデータを検索する「Data Protection Search」、Data Domain製品の解析などが可能なツール「Data Protection Advisor 6.2 SP1」で構成。利用形態に応じて個々の製品を組み合わせ可能なライセンスも用意した。EMC Data Protection Suite 2015の販売価格は、個別見積もり(発表:EMCジャパン<2015年6月18日>)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社キーエンス] なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは -
製品資料
[株式会社セールスフォース・ジャパン] 「CRMは設計と無関係」は本当か? PLMとの融合で実現する高速開発 -
事例
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] AIエージェントの時代にどう備える? 「新たな働き手」を支える3要素とは -
製品資料
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] “横並びの自動化”から脱却、AI活用で生産性と競争力を高める秘訣 -
製品資料
[サイボウズ株式会社] AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
2
法務と開発者で「言葉が通じない」問題 トヨタやソニーが語るOSS管理の真実
-
3
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
4
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
5
「中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティ運用実態」に関するアンケート
-
6
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
7
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
8
情報漏えいはなぜ繰り返されるのか 今すぐ見直すべき「境界」
-
9
情シスの約8割が転職や退職を意識 調査で分かった“辞めたくなる最大の理由”
-
10
【漫画付き】ひとり情シス協会が明かす、RAG導入でしくじる企業「2つの共通点」
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
4
財務部門がAIを最大限に活用する方法 無駄のない戦略的リーダーシップへの道
-
5
LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント
-
6
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
7
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
8
生成AIを開発に導入しても効果が見えない? 実証実験で分かった成果と課題
-
9
経産省DX指針から読み解く、受発注業務デジタル化ロードマップ
-
10
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー