その価格に見合った価値はあるのか
徹底レビュー:あらゆる面で最高級の「ThinkPad X1 Yoga」に納得できるのは誰?(3/5 ページ)
キーボードとタッチパッドとタッチパネル
ThinkPadのキーボードは、品質がThinkPadシリーズでほぼ共通する部分だ。ただし、ThinkPad X1 Yogaは、「Lift’n’Lock」キーボードトレイがあるため若干異なる。カバーを後方に折りたたむと、キーボードトレイが持ち上がり、キートップと同じ高さの平たんな面を形成する。大抵のコンバーティブル型ノートPCでは、タブレットモード使用時に無効化したキーに違和感と不安を覚えるが、この仕掛けによってThinkPad X1 Yogaでは、そのような不安はほとんどない。
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このLift’n’Lock機構が原因でキーストロークがやや浅くなっている。ThinkPad T460sのような従来のThinkPadに比べてThinkPad X1 Yogaはキーストロークが少し浅く感じる。それでも、薄型ノートPCのキーボードとしては打ちやすい。キーをタイプする感触は固すぎず柔らかすぎず軽快で心地よい。力いっぱいタイプしてもキーボードトレイがたわむことはない。白色LEDによるバックライトを用意しており、輝度を2段階で利用できる。バックライトの輝度は、「Fn」キーを押しながら「Space」キーを押すことで切り替える。
キーボードには専用の「Home」キーと「End」キーが右上にあり、「Page Up」キーと「Page Down」キーは矢印キー群の中に配置している。このキーボードで便利な機能の1つが、「FnLk」(Function Lock)キーだ。このキーを押すことで、ファンクションキーの列にある「F1」から「F12」キーをメイン機能としたり、画面の明るさや音量の調整といった機能を切り替えたりできる。なお、「FnLk」キーを有効にするには、「Fn」キーを押しながら「Esc」キーを押す必要がある。
タッチパッドにはクリックボタンがない。パッドのサイズはThinkPad X1 Yogaの14型ディスプレイに十分な大きさであることは間違いない。タッチパッドのどこをタップしてもクリック操作になるが、このクリック操作がThinkPad X1 Yogaのタッチパッド操作で問題を起こす。クリックの認識に正確性を欠くことがあるためだ。どこから右クリックになるのか明確な境界線はない。クリック操作を実行しようとしたときに、画面に右クリックメニューを表示することもある。そして、クリック操作はもう少し柔らかくさせてくれてもいいだろう。確実な操作という意味では、デザイン的には古臭いという批判があっても左右のクリック専用ボタンを備えたタッチパッドが望ましい。
キーボードの中心には赤いゴムキャップを載せたスティックタイプのポインティングデバイスがある。このポインティングデバイスには独自の左右中央のクリックボタンを用意している。ThinkPadを長く使っているユーザーにとって、これが最も使いやすいポインティングデバイスという意見は多い。
10点同時対応のタッチパネルは操作した通りに動作する。標準で付属する「ThinkPad Pen Pro」の入力も認識する。ペンはThinkPad X1 Yogaの右側面にあるスロットに収納可能だ。ThinkPad Pen Proはアクティブペンで、ディスプレイからペン先を約1センチ離した状態で移動するとタッチパネルは認識する。バッテリーで動作するが、本体のペンホルダーに収納した状態なら15秒でバッテリー容量の80%まで充電できる。フル充電にかかる時間も5分で済む。ThinkPad Pen Proは2048階調の筆圧も検知できる。標準的なアクティブペンと比べて直径が小さいため、持つのに慣れるまでには少し時間が必要だった。だが、自然な書き心地を得る程度の太さはある。
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