クラウド時代のオフィススイート選定術【第2回】
SaaS版とパッケージ版の「Microsoft Office」、比較して分かる4つの違いとは(2/3 ページ)
パッケージ製品としてのMicrosoft Officeのライセンスを整理する
Microsoft Officeの話をする場合、よく話題に上がるのがライセンス形態の複雑さだ。このライセンス形態の複雑さは、個人の利用や企業のオフィススイート利用ニーズに応じてライセンスの提供形態をきめ細かく分けていった結果である。だが利用するユーザー企業には「複雑で分かりづらい」という印象を与えてしまっている。
Microsoft Officeのライセンス形態は、大きく下記の3つに分かれる。
- OEMライセンス
- クライアントPC購入時にインストールされているライセンス。バンドル版(プリインストール版)とも呼ばれる
- パッケージライセンス
- 家電量販店やオンラインストアなどで購入するライセンス
- ボリュームライセンス
- 企業向けに提供されており正規代理店を通じて購入するライセンス。ボリュームライセンスの最上位版として、Microsoft Office製品群の全てのソフトウェアを使うことができる「Office Professional Plusシリーズ」がある
基本的に企業は、Microsoft Officeをボリュームライセンスで購入している場合が多い。一方、従業員が自宅で利用しているMicrosoft OfficeはOEMライセンスかパッケージライセンスであることがほとんどだ。この3つのライセンス形態で提供されているMicrosoft Officeは、どれもデバイス単位でライセンス費用が掛かる。つまり、クライアントPC1台当たり1ライセンスが必要なのである。
SaaS版Microsoft Office「Office 365 ProPlus」とは何なのか
Microsoftは2011年からSaaS版Microsoft Officeの「Office 365 ProPlus」を提供している。Office 365 ProPlusは、同社の情報系を中心としたソフトウェア/サービス群「Office 365」に含まれている。機能限定版の「Office 365 Business」というライセンスもある。
- Office 365 ProPlus
- 最上位のSaaS版オフィススイートのライセンスでMicrosoft Officeの製品群の全てのソフトウェアをクラウドで使うことができる
- Office 365 Business
- Office 365 ProPlusの廉価版のライセンス。Office 365 ProPlusと比べて、クラウド版のMicrosoft AccessやSkype for Businessなどのソフトウェアが使えないという違いがある
Office 365 ProPlusにはどのような特徴があるのだろうか。4つのポイントで見ていく。
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