BIに便利なコラボレーションを
きっとあなたも知らない、「Power BI」に眠る“お役立ちコラボレーション機能”5選(1/2 ページ)
Microsoftのクラウド型BIツール「Power BI」のコラボレーション機能を使えば、データを的確に分析し、実用的なデータを得ることができる。ただし、この機能の存在をよく知らずにいる人は少なくない。
顧客情報を収集する重要性を認識する企業が増える中、ベンダーは顧客関係管理(CRM)システムにより多くの情報を与え、的を絞った効率的な運用を支援している。一方で今日のビジネスインテリジェンス(BI)ツールには、幾つか重要な機能が欠けている。その1つは、複数のエンドユーザーが協力しあってデータから洞察を引き出し、共有情報に基づいて行動を起こせるようにするためのコラボレーションツールだ。
Microsoftのクラウド型オフィススイート「Office 365」で利用できるBIツール「Power BI」は、こうしたコラボレーションのための機能を備える。データ分析は従来、一部の限られた人しか実施していなかった。Power BIを使えば、複数のエンドユーザーでデータセットを共有し、容易に共同作業を進めることができる。Office 365の「SharePoint Online」や「Office 365グループ」などの情報共有機能を使って、データを発行することも可能だ。グラフや図表をデスクの上で寝かせたままにせず、SharePointでデータを共有し、修正を加え、あらかじめ設定したグループへ配布できる。
例えば営業部長がBIダッシュボードを使って、各営業担当者の生産性をチェックしているとする。確認するのは、問い合わせ件数、顧客との接触機会、売上高などのデータだ。ある特定の期間に問い合わせ件数が減った理由について担当者から説明を受けたい場合、営業部長は問い合わせ件数の減少を示すダッシュボードか、そのダッシュボードへのリンクを担当者に送信し、説明を促せばよい。現行のBIツールにはコミュニケーションツールが欠けているため、双方の会話はメールを使うのがデフォルトとなる。
実用的なBI環境を構築する鍵は、コラボレーションにある。だが現在、大半のBIアプリケーションにはコラボレーション機能が備わっていない。MicrosoftはPower BIにコラボレーションのための機能を幾つか提供しているが、活用しているユーザー企業はそれほど多くない。
併せて読みたいお薦め記事
「Power BI」についてもっと詳しく
- “Excelの兄”ともいえる分析ツール「Power BI」の成長が止まらない
- どこまでできる? データ分析の壁を取り払う「Power BI」の実力とは
- データ分析の2大問題、「Power BI」はどのように解決する?
“何でもExcel分析”がダメな理由
知られざるPower BIのコラボレーション機能
Power BIのコラボレーション機能は、Office 365グループと連係して動作する。Power BIで利用できる5つの主要なコラボレーション機能を以下で紹介する。
アポイントの設定
ビジネスユーザーであれ、アナリストであれ、ダッシュボードをチェックする幹部であれ、Power BIのデータ分析結果について、他のユーザーと再確認したり議論したりするための時間が必要だ。Power BIをOffice 365グループと連係させれば、グループ内のメンバーでアポイントを調整し、各メンバーに会合に関する通知を送信できる。特定グループのダッシュボードに関連して発生するイベントは全て、中央で一元的に管理する。
ダッシュボードごとの会話の管理
エンドユーザーがデータに基づき何らかの行動を起こした際、その行動に関する一連の会話を全て中央で一元的に管理、保存し、アクセス可能な状態に保つ。会話の他にも、グループに関するデータはいつでもアクセスできるよう全て保存する。データを一元管理することで、後から見直し、特定の時点における議論の内容を確認できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社キーエンス] なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは -
製品資料
[株式会社セールスフォース・ジャパン] 「CRMは設計と無関係」は本当か? PLMとの融合で実現する高速開発 -
事例
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] AIエージェントの時代にどう備える? 「新たな働き手」を支える3要素とは -
製品資料
[日本ヒューレット・パッカード合同会社] “横並びの自動化”から脱却、AI活用で生産性と競争力を高める秘訣 -
製品資料
[サイボウズ株式会社] AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
なぜ「全社配布Copilot」は使われないのか? 失敗に学ぶAI定着
-
2
法務と開発者で「言葉が通じない」問題 トヨタやソニーが語るOSS管理の真実
-
3
ChatGPTは“検索しまくり”でGeminiは“淡泊”? データが明かすAIの裏側
-
4
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
-
5
「中堅・中小企業のネットワーク・セキュリティ運用実態」に関するアンケート
-
6
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
7
「Wi-Fi 7」経由でWindowsが乗っ取られる? 最高権限奪取の恐怖
-
8
情報漏えいはなぜ繰り返されるのか 今すぐ見直すべき「境界」
-
9
情シスの約8割が転職や退職を意識 調査で分かった“辞めたくなる最大の理由”
-
10
【漫画付き】ひとり情シス協会が明かす、RAG導入でしくじる企業「2つの共通点」
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
2
家庭用Wi-Fiルーターの業務利用は危険? 避けるべき理由と具体的な対策
-
3
Microsoft 365を安全に運用 うっかりミスやサイバー攻撃に備えるデータ保護術
-
4
財務部門がAIを最大限に活用する方法 無駄のない戦略的リーダーシップへの道
-
5
LLMが兵器化? 元FBI高官が鳴らす警鐘とセキュリティツール統合のポイント
-
6
「オンプレミス回帰」せざるを得ない“合理的な理由”
-
7
なぜRPA導入は頓挫する? シナリオ作成の壁を乗り越える解決策とは
-
8
生成AIを開発に導入しても効果が見えない? 実証実験で分かった成果と課題
-
9
経産省DX指針から読み解く、受発注業務デジタル化ロードマップ
-
10
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー