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セキュリティ企業幹部が病院へのサイバー攻撃で起訴 何のために攻撃したのか?
セキュリティ企業のCOOが病院へのセキュリティ攻撃を実行した嫌疑で起訴された。電話システムを制御するコンピュータを侵害した疑いだ。
米国司法省(DOJ)は2021年6月10日(現地時間)、米国ジョージア州アトランタを拠点とするネットワークセキュリティ企業のCOO(最高執行責任者)を医療機関に対するサイバー攻撃の疑いで起訴したと発表した。
病院への攻撃目的は?
DOJはネットワークセキュリティ企業のCOO、ヴィカス・シングラ氏を起訴した。シングラ被告は、2018年にジョージア州の病院Gwinnett Medical Center(Northside Hospitalとしても知られる)に対するサイバー攻撃を実行した。DOJの司法次官補代理を務めるニコラス・L・マクウェイド氏は、「病院のコンピュータネットワークの混乱は、悲劇的な結果をもたらす可能性がある」と話す。
起訴状によると、シングラ被告はGwinnett Medical Centerの電話システムを制御するコンピュータに損害を与え、ネットワークプリンタの稼働を中断させ、データを盗んだ。シングラ被告はこの攻撃を、商業的利益と私的金銭利益を目的として実行した。一方でDOJは、シングラ被告の攻撃を援助した人物がいるとも考えている。
シングラ被告の所属企業について、DOJは「ネットワークセキュリティ企業」とだけ説明している。ビジネス向けSNS「LinkedIn」に登録されたシングラ被告のものだと考えられるユーザーのプロフィールには、シングラ被告がSecurolyticsという会社のCOOであると記載されていた。原稿執筆時点でSecurolyticsのWebサイトにシングラ被告についての言及はない。ただしWebサイトのアーカイブを閲覧できるツール「Wayback Machine」に保存された2019年時点での同社Webサイトのスナップショットには、シングラ被告が同社の共同創設者およびCOOだという記載があった。
データ侵害が厳密にどのように発生したのか、シングラ被告が具体的に何をしようとしていたのか、同被告による犯行がどのように判明したのかなどの詳細は不明だ。DOJによれば、FBI(連邦捜査局)がまだ事件を調査している。
シングラ被告は、Gwinnett Medical Centerのコンピュータへの意図的な侵害17件などで起訴されている。保護されたコンピュータへの意図的な侵害は、最高10年の懲役を含む刑を科される可能性がある。
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