2015年に検索されたキーワードは?
プロなら知らないとはいえない、10のストレージ重要用語まとめ
ITプロフェッショナルが2015年に頻繁に検索していたデータストレージ関連用語のトップ10を解説する。自社で導入した技術を理解するのに苦労した人にとっては、理解の一助になるだろう。
ストレージの新技術について学ぶにせよ、既存技術について復習するにせよ、少しでも多くの情報を獲得しようとするのがITプロフェッショナルだ。2015年に彼らがオンラインで検索した10個のデータストレージ用語を以下にまとめた。
エンタープライズSSD
企業にとってエンタープライズSSD(ソリッドステートドライブ)の魅力は、標準的なクライアントSSDや個人ユーザー向けSSDと比べてパフォーマンスが高いこと、サービスの安定性と一貫性に優れること、そして耐久性のレベルが高いことが挙げられる。エンタープライズSSDは、I/O負荷の高いワークロードの処理にも優れている。
リードインテンシブSSD
アプリケーションが頻繁な書き込みを行わないのであれば、リードインテンシブ(読み出し主体型)SSDを選ぶのもいいだろう。こうしたアプリケーションでは比較的安価な種類のNANDフラッシュを使うことができ、ライトインテンシブ(書き込み主体型)ワークロードと同じレベルの耐久性を必要としないからだ。
フラッシュメモリ
ベンダー各社は2015年も、高性能化を目指してフラッシュメモリを積極的に採用した。フラッシュメモリが組み込まれたエンタープライズストレージシステムは遅延が少ないのが魅力だ。またNANDフラッシュを搭載していれば、HDDやテープドライブの性能を上回る。1980年代に開発されたフラッシュメモリは時の試練に耐えることを実証し、2015年においても最もよく検索されるデータストレージ用語の1つだった。
データアーカイビング
データアーカイビングへの関心の高まりの背景には、昨今のデータ量の急増がある。データアーカイビングは、使われなくなったデータを別のデバイスに移動することにより、主要なストレージリソースを消費せずに古いデータの保護の必要性に対応することを可能にする。
データ保持ポリシー
データをアーカイビングしたら、次に考慮しなければならないのがデータ保持ポリシーだ。データ保持ポリシーとは、企業が業務上あるいはコンプライアンス上の理由で情報を保持するための手順である。こうしたポリシーは情報を整理するのにも役立つので、不要な情報を見つけ、それを廃棄する時期を決定するのが容易になる。
非同期レプリケーション
2015年には、非同期レプリケーション技術がさまざまなストレージ製品で採用された。非同期レプリケーションは同期レプリケーションと似ている面もあるが、最初にプライマリストレージにデータを書き込み、次にそのデータをレプリカにコピーするという点が異なる。一方、同期レプリケーションは両方を同時に書き込む。
データ削減
圧縮や重複排除などのデータ削減手法は、データセンターのコスト削減に貢献する。オールフラッシュデータセンターへの関心が高まった2015年には、データ削減技術が大きく注目された。データの冗長コピーをなくすことで効率が向上し、ストレージコストを削減できる。
VSSベースのバックアップ
「ボリュームシャドーコピーサービス(VSS)」ベースのバックアップは、「シャドーコピー」と呼ばれるスナップショットを作成する。Windowsで利用できるこのサービスは、「ボリュームスナップショットサービス(VSS)」と呼ばれることもある。近年、データ容量の増加に伴い、VSSなどの技術を利用したエンタープライズバックアップソフトウェアの市場が成長している。
マルチテナントクラウド
多くの企業がクラウドを利用している。コストの削減に加え、ストレージの拡張性とバックアップ機能を改善できるからだ。マルチテナントクラウドでは、複数のユーザーがパブリッククラウドあるいはプライベートクラウド内のコンピューティングリソースを共有できる。各テナントのデータは互いに隔離されており、他のテナントからは見えないようになっている。
危機管理計画
企業に悪影響を及ぼす恐れがある深刻な状況に対応するには、適切な危機管理計画(CMP:Crisis Management Plan)を準備しておくことが不可欠だ。CMPには、危機の判断基準、初期の警告シグナル、危機への対応手順などを含むさまざまな状況を詳細に記述しなければならない。CMPに類似したデータストレージ用語としては、「事業継続行動計画」や「ディザスタリカバリ計画」などがある。
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