2015年のハイパーコンバージドシステム市場では、アプライアンス「EVO:RAIL」を販売する米VMwareのパートナーや、パイオニア企業に加え、新参の大手ITベンダーが顧客獲得にしのぎを削った。
2015年にはハイパーコンバージド技術とそのマーケティング戦略が成熟し、この分野を早くから手掛けるベンダーが製品を拡充する一方、大手ITベンダーも攻勢に出た。
ハイパーコンバージェンス(超垂直統合)のアピールポイントは、CPUやメモリ、ネットワーク、サーバ仮想化、ストレージというコンポーネントを組み込んだ1台のハードウェアアプライアンスによって、統合されたITインフラを提供することにある。2015年はハイパーコンバージェンスのニュースがめじろ押しだったが、2016年も同様だろう。企業にとっては、検討すべき選択肢が増えることになりそうだ。
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