Google Cloud Platformの7つのデータベースサービス【後編】
GCPの「Memorystore」「BigQuery」とは? 特徴と機能を解説
Googleが提供するインメモリデータストアサービス「Cloud Memorystore」やクラウドDWH「BigQuery」を利用することで何ができるのか。両サービスの特徴を説明する。
データベース管理システム(DBMS)のクラウドサービスである「クラウドデータベース」を利用することで、ユーザー企業はDBMSの運用管理作業の負荷を軽減でき、データ活用に専念しやすくなる。Googleは、多様なクラウドデータベースを提供するベンダーの一つだ。前編「Googleのクラウドデータベース『Cloud SQL』『Cloud Spanner』とは?」と中編「『Cloud Bigtable』『Firebase Realtime Database』『Cloud Firestore』の違い」に続く本稿は、同社のクラウドサービス群「Google Cloud Platform」(GCP)のインメモリデータストア「Memorystore」と、クラウドDWH(DWH:データウェアハウス)の「BigQuery」を説明する。
Memorystore
Memorystoreはクラウドデータベースそのものではなく、インメモリデータベース「Redis」向けのインメモリデータストアだ。Redisは高速処理が必要なWebアプリケーションのキャッシュとしての用途に適している。
パッチ管理やフェイルオーバー(稼働系から待機系への切り替え)などの作業を自動化でき、開発者の負担を軽減するのがMemorystoreのメリットだ。主な機能には、セキュリティ対策やワークロード(アプリケーション)の監視、可用性の確保などが挙げられる。ストレージ容量と利用するリージョンなどの要素に基づいて、時間当たりの料金が決まる。
BigQuery
クラウドDWHのBigQueryは、スケーリングが容易でコスト効率の高いDWHを必要とする企業の役に立つ。DWH自体の管理負荷を抑えながら「SQL」のようなクエリ(問い合わせ)言語を使用して、データを細かく分析できる。
BigQueryには3つの主な機能がある。1つ目の「BigQuery ML」は機械学習モデルを構築して運用できるようにするための機能だ。2つ目の「BigQuery BI Engine」はBI(ビジネスインテリジェンス)ツールと連携させることで、BigQueryのデータをBIツールで利用しやすい形に処理する。3つ目は位置情報分析ツールの「BigQuery GIS」だ。
この他にもBigQueryはデータのバックアップと復元、ビッグデータシステムとの連携といった機能を備える。料金はBigQuery用のストレージに格納しているデータ量とクエリ数に基づく。
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