大手クラウドベンダーのGoogleは、自由競争が繰り広げられるクラウドの市場で他社に後れを取ることなく、自社の顧客のニーズに合ったサービスを提供しなければならない。「Amazon Web Services」(AWS)や「Microsoft Azure」と同様、Googleのクラウドサービス群「Google Cloud Platform」(GCP)には、ユーザー企業が抱えるストレスを和らげるための各種サービスが含まれている。
本稿では、Googleのクラウドサービスの中でも比較的新しい5つを紹介する。これらを確認し、自社のシステムに適しているかどうかを判断してほしい。
システム開発者は単調なタスクの自動化や、導入の効率化にスクリプトを使用する。こうしたスクリプトには、コードでインフラの構成管理を自動化する「Infrastructure as Code」(IaC)が適した選択肢だ。
GoogleのIaCサービス「Cloud Deployment Manager」はGCPの仮想マシン(VM)やストレージといったリソースのデプロイごとに、3種類のファイルを使用できる。その種類には、YAML形式の構成ファイル、スキーマ(テンプレート仕様)ファイル、「Python」または「Jinja」形式のテンプレートファイルの3つだ。必須のファイルは構成ファイルのみで、他の2つは省略できる。構成ファイルにより、ファイルのコンテンツを確認し、事前定義のテンプレートと環境に基づいて構成をデプロイする。
現在、Cloud Deployment Managerでコードを実装できるGCPのサービスは限られているが、VMサービスの「Compute Engine」やクラウドデータウェアハウス(DWH)の「BigQuery」、ストレージサービスの「Cloud Storage」をはじめとする主要サービスの大半で利用できる。Cloud Deployment Manager自体の利用は無料だが、同サービスがデプロイする関連サービスの利用には標準料金が適用される。
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