「Microsoft Power Apps」入門ガイド【第3回】
「Power Apps」で作れる具体的なアプリとは? 「ヘルプデスクツール」も実現
ノーコード/ローコード開発ツール「Microsoft Power Apps」を使えば、IT管理者やエンドユーザーはさまざまなアプリケーションを開発できる。例えば何の開発が可能なのか。
第2回「『Power Apps』無料テンプレートで開発できる“新入社員受け入れアプリ”とは?」は、IT管理者やエンドユーザーがノーコード/ローコード開発ツール「Microsoft Power Apps」を使って開発できる主要な8種類のビジネスアプリケーションのうち、3種類を紹介した。本稿は残る5種類のうち、4種類を紹介する。
4つ目.新規ユーザー設定効率化アプリケーション
Power Appsの用途として考えられるのが、新入社員を受け入れる際の新規ユーザー設定の効率化だ。Power Appsは簡単に使える情報入力フォームを提供している。採用担当者はこれを使って新入社員の情報を記入し、必要な部署にその情報を送信できる。Power Appsの情報入力フォームは、ワークフロー自動化ツール「Power Automate」(旧Microsoft Flow)との連携が可能だ。
5つ目.営業用情報入力フォーム
営業職の従業員が客先に出向き、社外で販売注文の入力を完了させる必要がある場合、Power AppsとERP(統合業務)パッケージ「Microsoft Dynamics 365」の組み合わせが役に立つ。Power Appsを使うと、企業はDynamics 365のデータを取得、追加するフォームを開発できる。
6つ目.ヘルプデスクツール
ヘルプデスクツールは、ITに関するエンドユーザーからの問い合わせや依頼を管理する。Power Appsを使って、こうしたヘルプデスクツールを開発する企業もある。ヘルプデスクツールは施設のメンテナンスや人事、発注など、IT以外の業務にも役立つ。
7つ目.複雑なエンティティの関係性を処理するアプリケーション
Power Appsは、データモデル(データの構造や関係)の設計を中心にした「モデル駆動型」のアプリケーション開発手法を実現する。モデル駆動型の開発手法は、複数のエンティティ(要素)の複雑な関係性を処理するアプリケーションの開発に適する。例えば「募金活動」「キャンペーン」「寄付者」「募金先」「利用者」など、さまざまなエンティティが関わる資金調達アプリケーションの開発に役立つ。
次回は、 Power Appsを使って開発できる主要なビジネスアプリケーションのうち、最後の1つを紹介する。
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